建外SOHOから国貿を望む
一番高い建設中のビルが国貿第三ビル、次に高いのが国貿第二ビル
国貿
国貿は経済の中心、CBD(Central Business District)の南端に位置する。地下鉄の駅も国貿駅だ。名前の由来は、駅前に巨大な複合施設、国際貿易センターがあるからだ。ホテル、オフィス、ショッピング・センター、高級アパートが集まっている。先日の福田首相がどこに滞在されたかは知らないが、日本の閣僚はよく、ここにある中国大飯店に宿泊されるようだ。
国貿は、北京を東西に貫く、ほぼ唯一の幹線道路、長安街(場所によって名前が変わるが)と、4つある環状高速の内の第三環状の交差点にあり、交通の要所だ。北京首都空港まで、道が空いていれば30分だ。
用があってこのエリアに出かけたのだが、写真のように昨日と同じ北京晴れというか、晴れているが薄い霧で薄日になって、遠くが霞んでいる。気温も昨日と同じくらいだろう、最高気温が5度といったところ。
ルールと自己責任
日本から戻って一番危ないのが、青信号で横断歩道を渡っているいる時。日本から戻ると青信号だから車が止まるのが当たり前と思っている。しかし中国の運転手は赤でも青でも自分が優先だと思っているので、右折、左折で横断歩道に突っ込んでくる。今日も危うく難を逃れた。中国では信号にあまり意味がない。赤でも青でも自己責任だ。青信号は直角の道からは車が来ないという意味であって、道を横断して良いという意味ではない。
どんな場合でも中国は自己責任なのだろう。ルールがあろうとなかろうと自己責任でやりたいことをやる。ルールを守ってのんびりしていれば、とりあえずお上が守ってくれると思っている日本とは違う。農耕民族の日本人は周りの人と同じ時期に同じ作物を同じ様に作らないと、周りに迷惑がかかるからだろう。中国にはそんなルールや周りへの配慮は無い。あるとすれば、中国のルールは赤信号みんなでわたれば怖くないだろうか。赤でも大勢が固まって道を渡るとどんな車も一応止まる。
CCTVのビル
建設中のCCTVのビルも建設が進み、上部が完全に繋がっていた。CCTVのビルは交差点から歩いて5分くらいのところにある。下に行ってみたが、年末よりも工事が進んでいた。
Jenny Lou’s
国貿に来たついでに寄ったのが、北京の外国人向けスーパーのJenny Lou’s。東京で言えば紀伊国屋かナショナル麻布と言った感じ。久しぶりに北京に戻ったので、いくつか近所のスーパーで買えないものを買出しだ。外国食品の買出しは、ここか太平洋百貨の食品売り場に出かけている。といっても家で食事を作るわけではないので買うものは限られている。