世界幸福度レポートが発表されて、日本はそのランキングで47位だった。
このレポートは150カ国余りで実施された調査をもとに、国連の持続可能開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)が発表している。今回の調査対象は2020年から22年の3年だ。
このレポートは、人生に対する対象者の個人的な評価が元になっている。その評価は、理想的な幸せを10とし、最も不幸な状態を0として、その中のどのあたりに自分の状態があるかを聞いている。例えば、GDPが低くて貧しい国であっても、その国民が幸福と感じていると言うケースがあるだろう。あるいは、抑圧的な政府のために自由が制限されていても人によっては幸せと感じるケースもある。そのような調査だ。あくまでも主観的な評価に基づいているという点に留意が必要だ。
このレポートで6年連続1位になったのはフィンランドで他の国を大きく引き離した数値での1位だ。2位はデンマーク、3位はアイスランド、4位がイスラエル、5位がオランダ、6位がスウェーデン、7位がノルウェー、8位がスイス、9位がルクセンブルグ、10位がニュージーランドとなっている。このランキングを見ると、北欧の国が多く上位にランクされている。
日本は47位だが、アメリカが15位、ドイツが16位、イギリスは19位で比較的上位。台湾が27位で、韓国が57位、中国は64位となっている。
北欧の国が上位に入る一方、アジアの近隣諸国は日本を含めて下位になっている。これは自分の置かれている状態について不満な人が多いということなのだろうか。
日本は47位で、確かにみんなが不満はたくさんあるのだろう。しかし昨日は違ったはずだ。日本がメキシコに勝った。予定があったので、試合の行方が見えたところで出かけようと思っていたが、結局目を離せない状況で、9回裏で逆転サヨナラ勝ちと言う劇的な試合となったために、テレビの前から離れることができなかった。スポーツでよく言われる、手垢のついた言葉だが、「努力すれば報われる」と言うあまり意味のない言葉が、昨日だけは通用した。序盤で3点も取られて諦めて良さそうなものだが、試合を投げなかったところが日本代表の偉いところだった。それにしても、良い試合だった。今日は移動日のために決勝は見られない。Amazon Prime Videoで途中を少しだけ見られると良いが。