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南鑼鼓巷(ナン・ルオ・グー・シアン)は5月のマガジハウスの”BRUTUS”でも紹介された人気の観光スポットだ。BRUTUSが紹介する前からそれは同じ。他の観光スポットとは違い、北京の生活の場、胡同(フートン)だ。人が集まる繁華街の雰囲気ではなく、普通の生活の通りのそれが感じられる。北京人の日常の街でもある。
胡同を抜けると胡同
賑やかで華やかな店、バー、レストランの集まる(スターバックスも)后海(ホウ・ハイ)から東に胡同を歩くと南鑼鼓巷に出るが、どこから南鑼鼓巷に入ったのか気がつかない。東西に通る胡同を抜けるので、南北の南鑼鼓巷にぶつかるのだが、雰囲気は胡同のままだから違和感がない。ただ違うのは、こぎれいなカフェや小さな子供服などのお店が点在すること。まるで南青山の小道といった感じか。
でもやっぱり普通ではない
この通りには、コーヒーの飲めるカフェが何店もある。大通に近い、「過客」(Pass By Bar)や日本人の経営するという「il sole」や「九点半」などたくさんのカフェがあり、多くの人がコーヒーを楽しむ。あるものはアジア人、あるものは白人、あるものは読書を、あるものは友人とおしゃべり。コーヒーを飲める店の少ない北京では、やはりコーヒーを飲む外国人や海外の習慣に慣れた北京人の街だ。