うめ家とさくら家

by Shogo

金曜日の夜に1年前に会社を去った先輩に会うために出かけた店は、新橋の「うめ家」という焼き鳥屋。聞くと入船の「さくら家」の姉妹店だそうだ。 「さくら家」のご主人の弟さんが開いたのが「うめ家」。

「さくら家」は20年以上前に時々出かけていた。当時のオフィスからタクシーでワンメーターくらいの距離でわざわざ行く感じで出かけた。大抵込んでいて、店に行って申し込んで近所の喫茶店でビールを飲んでいると順番に呼びに来てくれた。たしかボンチリとか当時は珍しい焼き鳥を食べたのもその店だった。

「うめ家」で希少部位という「オビ」といのを食べた。ふくらはぎの筋肉だそうだ。淡白でおいしかったし、レバの類も新鮮でおいしかった。「さくら家」は今は少し遠いので今後は、「うめ家」が良いかな。値段もリーズナブルで満足。焼き鳥で結構な値段をとる店もあるが、所詮は焼き鳥だ。おいしいけれど寿司ではない。

先輩は元気でいろいろ話ができてよかった。あまり変わりがないようだ。どうしてますかという質問に「テイショクでなくてアラカルト」と答えるあたりにダジャレ好きは治っていない。定職と定食がかかっているのだ。

すっかり飲んだが終電前には帰宅。朝はゆっくり寝ようとしたら例によってエルが5時に起きる。 このところ、すっかり寒くなったが、薄日がさして気持ちのよい土曜日だった。散歩から帰って、昼前から二日酔い覚ましを兼ねて自転車で東京都写真美術館へ。

「操上和美 時のポートレイト-ノスタルジックな存在になりかけた時間。」と「機械の眼 カメラとレンズ」。操上和美は有名な広告写真家だが、展示はピンとこない。トイカメラで撮れば誰でも同じような写真が撮れるから見るべきものがなかった。しかもネガの傷のようなものがたくさんあって醜い感じだ。

「機械の眼 カメラとレンズ」では、ブレッソンとか著名な写真家の作品が展示されていてこれはこれで良かった。会員なのでただというのも良い。多くの著名なプリントはすべてビンテージではなくてモダンなプリントだが、見るべきものがたくさんあった。。フリードランダーの「アルバカーキ」は実物を初めてみた。好きな写真だが、あの黒い犬がいないとどんな景色に見えるのだろう。

そのまま渋谷まで行ってT-Max現像液をフィルム現像のために買って、原宿でコーヒーを飲んで帰ってきた。家に着いた頃には二日酔いもおさまっていたがもう夜だった。

You may also like

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!