阜成門のペット市場 #1

by elmarit

金曜日に雨という予報だったが、それがはずれ、土曜日が雨になった。と言っても北京の雨なので霧雨が午前中に降った程度なのだが、せっかく郊外まで出かけたのに霧で写真が撮れなかった。

今日の写真のペット市場は阜成門の近所にあるが、北京の西側は最近まであまり行っていないので初めて行ったのは昨年の冬だ。生活圏が北京の東側なので、西に行ったことは数えるほどだ。一番たくさん行っているのは、五棵松の北側にある北京撮影器材城でここが一番回数が多い。

昨年、魯迅記念館に行って以来、阜成門の周辺を歩くようになった。阜成門の良いところはなかなか雰囲気の良い市場があったり、白塔寺などの観光地もいくつかあること。金融街に近いので5分も歩けばスタバが在って休憩する場所がたくさんあること。

ペット市場は魯迅記念館の後の方の胡同を歩いて行くか、二環路に面しているので二環路から直接入るかどちらか。気分的には胡同を抜けると露天商が現れて、バッタやクルミを路肩で売っているという方が画になる。

今日の写真は4月の三連休の時のものだが、初めて行った時は冬だったが、たくさんバッタを売っていて驚いた。昆虫も詳しくないのでよく分からないがキリギリスのような虫だと思う。これが一斉にギイギイと鳴いていた。真冬にキリギリスを生かしておくために暖かい場所で養殖しているのだろう。このキリギリスのような虫に関しては空気抜きの付いた木でできた拳大の容器が売られていて結構な値段がするようだった。

聞くと、このバッタはペットとして飼って容器に入れて持ち歩き、友人などと喧嘩させて遊ぶのだそうだ。バッタの喧嘩はすぐに結果が出るので、鳥や犬などを喧嘩させて遊ぶより血なまぐさくならないので昔から好まれてきたそうだ。

それからここで目に付くのが、胡桃。二個手の中に握って運動するためのものだ。1個10元程度から売られているが、形の良い物は1000元くらいするものもあるそうだ。

犬や猫、ウサギや金魚、熱帯魚など普通のペットもたくさん売られており。関連用品の店も並ぶ。関連商品で、少しいやなのが鳥の餌の虫が大量に箱に入って売られているのを見ること。これは少し気持ち悪い。それからペットを買う人が集まるので、近くの駐車場には個人が自分の家で生まれたのか子犬などを段ボールに入れて売っているのもよく見かける。

この項続く

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