金曜から温度がやや下がったが半袖で大丈夫なほどだった。天気は曇りと北京らしいガスの日で見通しも悪く、土曜日の郊外はあまり良い条件ではなかった。ただ、先日来の気温のため色々な花が咲き始め、木々の緑も濃くなった。北京の街路樹に多い楊樹というポプラ科の木は一斉に若葉になった。このため、柳絮という白い綿が金曜日くらいから目立ちはじめた。まるで雪が降るように舞っている。高速道路の高い場所から見ても町中を覆っているのが見える。このため、レストランやオフィスの中まで舞っていたり、道路のあちこちに大きなボールになって転がっていたり、吹きだまっていたりする。
政府も成長を抑える薬を注射したり、雄株の植樹を進めて対策を行っているそうだが、この時期になると効果が現れているとは言い難いことがよく分かる。しかも過去二年と比べても今年は多いような気がする。
ペット市場の続き。ペット市場には植木の苗や、判子、書画などペットと関係ない店もいくつかあるので、元々は普通の市場だったのかもしれない。その辺りのここの成り立ちは良くは知らない。
胡桃が目立つが、多様なペットも扱われている。蠍や蜘蛛、バッタやコオロギ。犬や猫、ウサギやハムスターなど当たり前では虫類なども売られている。
この上の写真のウサギのような動物は名前は知らないが、扱う店が何点もあり人気があるようだった。
昨日のコメントで、犬に色をつけて売る業者のニュースを教えていただいたが、中国は規制がないかあっても厳密に適用されていないので、品質や真贋に問題のある商品が多いと思う。販売側の商道徳にも問題があるかもしれない。品質表示を守らないのが当たり前という世界だ。この辺りは自己責任でということなのだろう。工業製品ですら、本物、本物に近い(と思われる)ニセモノ、品質の悪いニセモノまであるので買うときは価格と品質を吟味して納得して買うしかないだろう。まして、ペットや大量生産しないような物となると流通経路や品質は何でもありだ。
よく道ばたで犬や猫を売っているのを見るが、健康管理や予防注射などありえないのでよっぽど覚悟して買うしかないだろう。中国でものを買う時は、価格の交渉や品質の確認など注意が必要なので、買い物はしたくないというのが本音だ。一回一回、値切り交渉をしなければいけないのが、そもそも疲れる。しかも買った後まで高かったかなと後悔したり。これは人に依っては交渉が楽しかったり、値切り倒して買うので安く買えてうれしいという人もいるかもしれないので、人それぞれかも知れないが、私には駄目。
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