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気がつかなかったが9月にイギリスのコダック年金基金はコダックの個人向けイメージング事業とドキュメント事業を束ねた会社を発足させていた。会社の名前は、Kodak Alarisというようだ。 Kodakはニュヨーク州ロチェスターに本社を置く米国会社だったが、ニュースリリースがロンドンで発表されているからロンドンに本拠を置く英国企業になったということのようだ。
ニュースリリースによれば、今後もフィルムの製造を続けると言っているからしばらくはコダックのフィルムは大丈夫そうだ。問題はまた値上がりがあるだろうが、どこまで上がるかだ。ともかくT-maxをしばらく使えそうだが、先日トライXを勧められた。理由は粒状感が出るからだ。昔は粒が出ないように高性能フィルムとしてT-maxとか富士のネオパンが開発されたと思うが、デジタルの時代には粒がないのは当たり前で、かえって粒が出るほうがフィルムっぽくて良いということのようだ。その間隔は良く分かる。黒が黒くて中間で粒が出ている写真が美しいと個人的にも思う。
これも同じ記事にでていたが、LOMOはLomoChrome Purple XR 100-400, というカラーネガを35mmとブローニーで出しているようだ。きっとどこかのOEMだと思うが、Kodak かな、これは良いことだ。コシナとかのカメラメーカーもフィルムを出すといいのだが。さらにすごいのは110のフィルムも出していることだ。これで生きかえったカメラが何台あるだろうか?