Twitter2.0としてBluesky登場

by Shogo

Twitterの混乱は続いている。非営利の放送局であるNPRとPBSに政府出資メディアとラベルをつけたために、どちらの放送局もTwitterの使用をやめた。(後にラベルは削除されている)

続いてまたTwitterのイメージを悪化させる出来事が起こった。ニューヨーク地下鉄がTwitterで運行状況、告知することをやめると発表したのである。しかもその理由として、Twitterと言うプラットフォームの信頼性が、もはや保障されていないからというニュースリリースを出した。これはPR的には悪夢と言って良いだろう。

何千人もの著名人、政治家、ジャーナリストのプロフィールについていた青いチェックマークの削除をして、有料課金のユーザのみに青いチェックマークがつくようになったことも信頼性に疑問が付く要因の一つだ。公共機関からもチェックマークが削除されたこともあり、Twitter上の情報がますます信頼できなくなったと受け止められている。

イーロン・マスクの経営になってから、ヘイトスピーチなどの不適切な内容の監視を止めたこと、タイムラインに現れる投稿がアルゴリズムで決めて望んでもいないような投稿に現れるようになったことなどが問題になっている。だが、ほとんど使っていないので、違いがよくわからないが、ヘビーユーザーならタイムラインの内容が変わってきたことに気がついたのだろうか。

マスクは先日Twitter社内の会議でTwitterの価値はもはや購入時の半分以下の200億ドルに過ぎないと発言したと言うが、今のままいくと、限りなくゼロに近づいていく可能性もある、

Twitterの未来が不透明な状況の中、Twitterの創業者であるジャック・ドーシーが、新たにソーシャルメディアのプラットフォームに出資した。名前はBlueskyだそうだ。これが、Twitter 2.0として話題になり始めている。

Blueskyは、基本的にはTwitterと同じ機能を持ち、短いテキストと写真を投稿できる。また、お互いに返信したり、リツイートのように投稿を共有することも可能だそうだ。

アカウントを作ろうとしたが招待制なので開設できなかった。とりあえず、ウェイティングリストに登録した。

報道によれば、Twitterとほぼ同じようなデザインと仕組みのようだ。既にアプリはiOSでは2月から、Androidでは4月からダウンロードロードできるようになった。

外見や使い方はTwitterと同じだが、システムは、大きく違っており、Blueskyは分散型システムだそうだ。独自のサーバーがたてられ、ユーザーはBlueskyの中に独自のアプリやコミュニティーを構築できるようになるという。つまり、Bluesky運営会社も含めて誰かがBluesky全体のルールを作って運用できなくなると言う。この仕組みはDiscordと同じだ。

また、従来のソーシャルメディアプラットフォームは、そのプラットフォームの中で閉じられているが、Blueskyは、Instagramなどの他のソーシャルメディアに投稿できる機能を検討していると言う。テキストはBlueskyに投稿して、写真はInstagramに投稿するということができるようになるそうだ。

Blueskyという名前については、出資者でTwitter創業者のジャック・ドーシーにユーザーが名前の由来を聞いた。Twitterの青い鳥を青い空に開放すると言う意味かと聞いたところ、そうだと答えたと言う。これは、皮肉な意味があって、なかなか良い名前だ。

投稿に関しては、TwitterではTweetsと言うがBlueskyではSkeetsと言うらしい。これも皮肉が効いている。Skeetはショットガンで撃つ射撃競技だ。青い鳥を撃ち落とすということのようだ。それに、メッセージを発信することも掛かっているのだろう。日本語でも、メールを「うつ」というから同じような感覚か。

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