Huaweiがシェア一位

by Shogo

今日読んだ記事で、世界は広く、様々なことが起こっており、私などは間違った印象で生きていることに気がついた。

その記事はネットワークインフラストラクチャー機器の分野でHuaweiが世界のシェアが一位と言う内容だ。ネットワークインフラストラクチャー機器とは有線や無線のネットワークの機器の構築・設計・運用の分野でのネットワーク、セキュリティ、サーバーについてのハードウェア、ソフトウェアとサービスを含んだ分野だ。ややこしいがインターネットを含むネットワーク接続の全てと言うことになる。

この分野でなんとHuaweiが2020年の段階だが26.9%のシェアを持っている。シスコシステムが15.1%。私の理解では通信のインフラを担っているのはシスコシステムだと思っていたが、そのシスコシステムよりも10%高いシェアをHuaweiが持っていることを知った。

アメリカ政府は2010年頃からHuaweiの製品を連邦政府の調達品から排除して民間企業にも購入を控えるように促してきた。そして2018年にはHuaweiの創業者の娘のCFOがカナダで逮捕されると言う事件も発生している。さらに2019年には、当時のトランプ大統領がHuaweiを含む安全上の脅威がある外国企業から通信機器をすべてのアメリカ企業が購入することを禁止する大統領を発令した。TikTokと同じように、中国企業のHuaweiの製品を使うと機密が漏洩することを恐れたのだ。

現在は、輸入は禁止していても、Huaweiに対して一般的な汎用部品の輸出は認められている。しかし、これも全面的にHuaweiに対するすべての製品の輸出を禁止することを検討しているようだ。

日本でも以前はHuaweiのスマートフォンは販売されており、それなりに人気があった。それが店頭からアメリカの禁止に合わせて消えた。価格も安く、シェアも高かったと記憶している。

端末だけでなく、通信ネットワークの基地局に関して、Huaweiは5Gで先行しており、価格も安く世界各国で採用が検討されていたが、アメリカの動きに対応して世界各国でこれが採用が見送られたことも理解していた。

このような事情があるので、ネットワークインフラストラクチャーの分野でHuaweiのシェアが1位と言うことに驚いたのだ。

市場シェアは、Huaweiが26.9%、 2位のシスコシステムが15.1%、 3位のノキアが11.4%、 4位のエリクソンが9.6%、 5位のZTEが5.9%、 6位がNECで3.2%、 7位がモトローラで2.6%となっている。アメリカを含め西側諸国で禁止されているZTEも5.9%のシェアをがある。

その話とは別に、以前は携帯電話でシェアの高かったのノキアやエリクソンは、端末からは撤退して、インフラストラクチャーのB2Bビジネスに転換しているようだ。日本企業のNECが3.2%とは言え、このランキングに出てくるのも嬉しいことだ。

話をHuaweiに戻すと、このシェアから、Huaweiの機器を採用している国や企業が数多くあると言うことだ。それはアメリカの影響力が及ばない国が世界には数多くあり、むしろ積極的にHuaweiを採用する中国寄りの国も多いと言うことだ。アメリカの影響力を受けて、アメリカの新聞や日本の新聞だけを読んでいると、Huaweiが世界的に禁止されているように思えるが、実際はそうではない。世界はアメリカを中心に回っているわけではなく、中国を中心に回る国が、世界には多いということだ。

日々接触する情報によって、私の世界が形作られている。それが誤っていたり正確でない場合にも、そのことに気づかない。エコーチャンバー現象と同じだ。

私の世界の理解が誤っていると言うことに気づかされたのがHuaweiの世界一のシェアだ。正確な情報を得るためには、複数のルートから情報を取る必要がある。そうなことが分かった、今朝のネットワークインフラストラクチャーのシェアだった。

You may also like

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!