Appleの「スマートグラス」

by Shogo

Appleが「スマートグラス」を発売するかもしれないようだ。Bloombergの報道によれば、Appleは2026年末までにスマートグラスをリリースすることを目指しているという。このスマートグラスは、カメラ、マイク、スピーカーを搭載し、Siriによる音声アシスタントとのインタラクションはもちろん、音楽鑑賞、電話応答、そして目的地への詳細な道案内までできる機能あるそうだ。

Appleのスマートグラス登場は、注目されているウェアラブル市場に新たなプレーヤーの参入となる。

例えば、Googleもスマートグラスへの再参入を発表したばかりだ。Googleも先日開催されたI/Oイベントで、Android XRミックスドリアリティグラスの新たな計画とデモンストレーションを披露した。すでに、MetaはRay-Banとの提携により、AI対応のスマートグラスで、一定の成功を収めている。さらに、OpenAIも、ジョニー・アイブのioデザインスタートアップを買収したことでハードウェア分野への参入し複数の端末が噂されており、スマートグラスも候補かもしれない。

Appleは長年、拡張現実(AR)グラスの実現に向けて取り組んできた。2025年のWWDC(世界開発者会議)では、AIに関する多くの発表が期待されており、多少期待はずれのApple Intelligence巻き返しがどうなるか話題にもなっている。そこで、スマートグラスが発表され、スマートグラスがSiriとのシームレスな連携や、より直感的なAI機能を提供できれば、Apple Intelligenceも一気に加速するかもしれない。

個人的には、Appleのスマートグラスが発売されれば、ぜひ手に入れたいと思っている。Meta・Ray-Banを買おうかと考えていたくらいだ。スマートグラスがあれば日常生活は劇的に変化すると思っているからだ。

1. 情報とのよりシームレスな連携

スマホでの情報取得は、画面を見るという行為が伴う。スマートグラスがあれば、視線を動かすだけで必要な情報が目の前にARで表示されるようになるかもしれない。例えば、観光地で建物の情報を表示したり、買い物の際に商品の詳細情報を瞬時に確認したり、あるいは会話中に相手の名前や過去の情報をさりげなく表示するといったことが可能になる。

2. ハンズフリーで広がる可能性

音声アシスタントSiriとの連携により、スマートグラスを着けたまま、ハンズフリーで様々な操作ができるようになる。料理中にレシピを確認したり、ランニング中に音楽のプレイリストを切り替えたり、あるいは自転車に乗っている最中にナビゲーション情報を確認したりとできるようになる。

3. コミュニケーションの新たな形

スマートグラスに搭載されるカメラやマイクは、コミュニケーションの形を変えるだろう。例えば、遠隔地にいる人とのビデオ通話が、まるで同じ空間にいるかのような没入感で実現したり、あるいは手話など、非言語コミュニケーションをリアルタイムで翻訳・表示するといった機能も考えられる。

4. エンターテイメントの進化

音楽鑑賞や、簡単なゲームなどもスマートグラスで楽しめるようになる。特に、拡張現実の技術が進化すれば、現実世界にデジタルコンテンツを重ね合わせることで、Vision Pro ほどでなくても、より没入感のあるエンターテイメント体験が提供されるだろう。

スマートグラスは、スマホに代わる「次世代のパーソナルデバイス」となる可能性を秘めている。Appleがこれまでの経験と技術を結集させ、どのようなスマートグラスを世に問うのか。2026年末のリリースに向けて、今後の発表から目が離せない。来年には、Appleのスマートグラス参入によって、ウェアラブル市場は、さらなる進化と競争の時代へと突入することになる。

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