トヨタがアメリカで販売台数一位

by Shogo

昨日の朝は、しぶんぎ座流星群を探して、5時から6時まで空を見上げていたが、結局1つも流星を見ることができなかった。少し雲が出ていることもあり、観測の条件は良くなかった。ニュースでは、たくさん見た人がいるようだが、山中などでの観測のようだ。やはり、市街地での観測は難しいのかもしれない。しかも、老眼で目も悪い。それにしても。年初めからあまり幸運とは言えないようだ。

幸運でないと言えば、新型コロナ感染症は、また少しずつ感染者が増加を始めた。特に今回は広島が東京、大阪と並んで増加しているのが気になる。

今朝の新聞の記事で、トヨタ自動車がアメリカ国内の販売台数で初めて一位になったと言うニュースがあった。90年連続でアメリカ国内の販売一位を獲得していたGMをついに抜いたのだ。トヨタの販売台数は、2010年から10%増えて約233万台、GMは2020年から13%減少して221万台。その差は正確には114,034台だ。逆転の要因としては、半導体の獲得能力とコロナ禍の混乱にあると言う。

最近新聞で見かけるトヨタの記事は、テスラとの時価総額の比較が多かった。テスラの時価総額は1兆ドルを超えているのに対して、トヨタ自動車はその3分の1しかない。そのテスラの全世界の販売台数は93万台で、アメリカ国内だけで233万台売るトヨタの遥か後方にいる。しかし市場としてはテスラの価値を3倍も高く評価している。株式市場の専門家ではないので、この辺のメカニズムはよくわからない。3倍の時価総額の違いがどのように生まれるのだろうか。

確かにテスラは、未来の車であり、自動車産業を変えている。すでにアメリカの高級車のランキングとしてはベンツを抜いて三位になり、もうすぐBMWとレクサスも抜いて一位になると予想する人が多い。

このように高級車のマーケットで成功しているところも、株式に反映しているのだろうか。株式市場は美人投票だと言ったのはケインズだが、誰もが認める美人がテスラで、トヨタは美人ではないがしっかり者と言うことなのだろうか。

トヨタも昨年10月に脱炭素に向けて計画を発表している。2030年までにEVを世界で30種類展開すると言う計画だ。その台数も年間350万台と言う大きなもので、それでもまだ美人に見えないのか、株式市場は大きく反応していない。

トヨタを含めて既存の自動車会社の株式は、あまり評価されない。この状況でイーロンマスクは、Twitterでのフォロワーの投票の結果で、テスラの株式を今の高い価格で売却して、納税をすると言っている。ここだけ見るとまるで、車を売って儲けるのではなく、未来の車と言うコンセプトを打ち出して、それによって株式を売って儲けていると言う風にしか見えない。

もちろん、テスラが脱炭素に向けたビジョンを持って、事業を行っていることを評価している。今日の二酸化炭素削減にも貢献していることも認める。しかしそれでも、時価総額の3倍の違いを理解できないでいる。それが株式投資の性質だとすれば、あまり近寄らない方が良さそうだ。

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