数分の運動の効果

by Shogo

食後の運動が体に良いことは知られている。しかし、それはある程度は長い時間歩かなければいけないと思っていた。しかし、Sports Medicineに掲載された分析では、食後に座っている場合と立っている場合、または歩いている場合の効果を比較した研究結果が発表された。それによると、食後の2分から5分程度の軽いウォーキングが血糖値の上昇を抑えるのに大きな効果があることがわかった。また、インスリンや心臓にも良い効果があるそうだ。歩かなくても、立っているだけでもある程度の効果が期待できるようだ。

よくダイエットや心肺機能のためには、最低20分歩き続けなければいけないと言うことが言われており、1日の中で20分以上歩き続ける事はあまりないから、結局は歩いていない。

しかし、今回の研究では短い時間でも十分な効果があると言うことがわかった。発表された7つの研究のうち、5つでは、調査対象者に糖尿病予備軍や2型糖尿病患者はいなかった。残りの2つの研究では、その病気の人とそうでない人が対象となった。参加者は1日中、10分ごとに2分から5分間、立ったり、歩いたりするように指示されていた。

7つの研究の全てで、食後にほんの数分回ウォーキングするだけで、座っている場合などに比べて血糖値が大幅に改善されていることが分かった。

特に食後60分から90分以内の運動が良いようだ。食後は血糖値がピークになりやすい時間帯なので、運動により血糖値の上昇を抑えることができる。

1日中座って仕事をしているので、歩くとことはあまりない。しかし、3分でもいいとすれば、少し部屋から出て、数分廊下を歩いてみるのはいいかもしれない。本当はその気になれば、大学の中に歩くところなどはいくらでもあるのだが、歩かないのは、お決まりの理由だ。つまり、歩く気がないからだ。しかし、3分でも良いとなると話が変わってくる。今日から少し歩きたいと思っている。

だが、数分の運動はダイエットにはあまり効果がない。短い運動は、つまり少ないカロリー消費の運動だからだ。ダイエットを考えると、ある程度はまとまった時間を歩くことが必要なのだろう。しかし、今のところ、ダイエットを考えていないから、数分で十分に健康に良い効果が期待できる。

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