Klasseシルバー販売終了

by Shogo

台風が近づいているが今日の午後3時に潮岬沖で明日の午前3時には東北沖ということなので、関東地方は今日の夜に最接近するようだ。夕方からは雨なのだろうが今のところ薄日が差している。今朝もいつもどおりに起きるのは忠犬のおかげだが、本当はもう少し寝ていたかった。

土曜日に午前から出かけて用を済ませた後で新宿に寄り道。でも疲れていたので東口方面のギャラリーにはいかずに、西口だけ。ギャラリーはニコンサロンだけ。どちらも割とコンセプトがしっかりした写真だが、ピンと来ず。

いつものように中古カメラ店を3店チェックし、特に目をひくものはなし。そもまま、先日現像したネガのワークプリントのための印画紙を仕入れにいく。オリエンタルが、5,000円ちょっとから3,000円以上も値上がりしたので、5,000円未満のままのケントメアが感度や紙の薄さに不満はあっても唯一の選択肢になってしまった。ワークプリントとしては十分だ。

ついでに本のコーナーをのぞくためにフィルムと本のビルに寄ったら、「販売終了」の文字が目を引く。 Klasseの販売終了かと思ったら、Klasseシルバーの販売終了だった。それで考えたのだが、この場合は、どちらが売れていたかということ。普通に考えると、ブラックが良く売れるのでシルバーは販売終了にしてブラックのみ売り続けるということ。でも、このフィルムカメラの状況を考えるとそうではなくて、シルバーはよく売れて在庫がなくなってしまったが、新たに製造はせずに売れ残っている在庫のあるブラックのみ売り続けるという可能性。こちらの方がありそうな話だ。42,200円でKlasseを買うかというと、大抵の人はデジカメの結構良いものが買えるので、そちらの方が良いし、フィルムカメラを買おうかという人は、その値段なら、中古で、というかフィルムカメラは大抵は中古しかなくKlasseのように新品があるほうが珍しいので、中古のかつてのブランドになっていたようなカメラも買える。いまどきフィルムを使うのは趣味だからコンパクトカメラで使うよりはもっと趣味性の高いものを選ぶだろう。私もContaxとかフィルムのコンパクトカメラを持っていたが、あまり使わないので売ってしっまた。趣味で撮るのだから気軽にというよりは拘って使いたいという感じか。

どちらにせよ、フィルムの写真自体は終わりの時代に入っているので、こんなことは当たり前だし、驚きもしない。でも最近驚いたのは、 赤城耕一さんのブログで読んだ「efkeの販売終了」だ。efkeはクロアチアのフィルムブランドで、昨年はよく使っていた。冷蔵庫にまだ少し残っている。同じメーカーの印画紙のフォトケミカも使っている。kodakや富士フィルムのような大メーカーが事業をやめた後でも、ヨーロッパにあるefkeのような、中小メーカーが最後まで製造を続けてくれるものだと思っていたから二重にショック。

フィルムがいつなくなるかは気になる問題で、フィルムが無くなった後は、フィルムカメラは文鎮とか漬物石にしか使えなくなる。レンズは、それでもデジタルには使えるが、今の画像処理の技術の変遷を見てるとレンズなど関係ないデジタル写真の時代になりそうな予感がする。ともかく、私の生きている時代だけでもフィルムが残ってほしいものだが、叶わない夢のような気がしてきた。

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