渡部さとる写真集「da.gaita」

by Shogo

三連休の初日の午前にコーヒーを飲んでいたら、宅急便で渡部さとるさんの新しい写真集が届いた。箱を開けると真っ赤な表紙の写真集が。この写真集は、通常の印刷よりもきれいでプリントだ。見た写真が印刷になってがっかりしたというようなことはない。かなり印刷にしてはプリントに近付いている。作品の内容は、大震災の前後に東北で撮られた写真が、雪から桜まで収録されている。昨年の冬青社のギャラリーでの写真展で見たときの印象が蘇る。

東北の写真なのだが、東北の写真というだけでいろいろなことを感じてしまうのも事実だ。でも渡部さんは自分の出身地とその周辺を撮り始めただけで、最初は大きな意味ははずだが、撮影の途中で大震災が起こって、何か別の意味が出てきたのだと思う。もちろん震災を感じさせるものは、まったく映ってはいない。静かな印象の自然だったり町だったり交通機関なのだが、見るほうは震災と震災後の人の生活を感じてしまう。それは、何か勇気のでるような感じなのだ。だから、気に入ったプリントを一枚買って、今、壁に掛かっている。

写真集には、キャビネサイズのプリントが同封されていて、これがまた個人的に好きな写真だったので非常に得をした気分だ。それは雪の駅に雪にまみれた電車が停車している写真だ。

三連休も終了。まだまだ暑いが9月後半に突入。今週は天気は良くないようだが、それでも毎日30度超で新記録を更新か。

You may also like

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください