Fuji Neopan 400 Presto

by Shogo

防湿庫の奥から富士フィルムの ネオパン400プレストのブロニーが5本出てきた。昨年の春に生産中止になって今はもう手に入らない。35mmのフィルムはまだ買うことができるがブロニー(120)はもう買えないのだ。大切に使おうとして防湿庫に入れてあったのだが、忘れてしまったようだ。去年の末に使用期限が来てしまっている。

防湿庫は湿度を管理しているが温度を調整してはいないので、保存状態は良くない。家の冷蔵庫に入れておくと家人に文句を言われそうなので入れていなかったのだ。なので最近買い込んだフィルムは、防湿庫ではなくワインと一緒に保存している。これも冷蔵庫ほどは温度が低くないので、長期保存には向かないだろう。でもこう暑いとフィルムが変質しそうなので撮影済みのフィルムは現像するまで冷蔵庫に保管している。

そもそも、フィルムが長期保存できないのは、ハロゲン化銀をゼラチンを主体とした乳剤をフィルムのベースに塗っているので、このゼラチンが劣化するからだと思われる。もっと安定した物質で作られないのは、そんな材質がないからか、とっくにフィルムの将来を考えて研究することを止めてしまったからだろうか。

この Neopa 400 Prestoをどう使おうか考えて、早朝に出掛けてきた。このところスクエア写真は封印していたのだが、久しぶりに昨年撮っていたような写真を撮ってみる。朝からすでに暑く汗だくで撮ったが、5本なので60ショットを2時間ほどで撮り終える。帰ってすぐに現像して今は乾燥中。午後には切ってネガケースに仕舞えるだろう。最近はコダックの T-maxばかり使っているので、現像したがばかりの印象では、ややコントラストが低く感じる。撮ったもののせいか、使ったフィルターのせいかよくわからない。プリントしてみてどうだろうか。

水温が高く、氷で冷やしながら現像したが、できれば20度で現像したいところだが、24度で現像したのでムラが少し心配。

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