印画紙のムラ

by Shogo

先週プリントをした印画紙は乾燥したらムラがたくさんあってがっかり。聞くと、私が使ったイルフォードのウォームトーンはムラがあることがたまにあるそうだ。その話では、ヨドバシカメラで買ったのでヨドバシを通じて輸入元のサイバーグラフィックスと製造元の英国のハーマンテクノロジーに問い合わせたのだが、特に問題ではなく多少のムラは製造過程での仕様で不良品とは認めなかったそうだ。私のムラも明らかなものと、よく見ればムラかなというもので不良品とは認めてもらえないだろう。

昨年使った同じイルフォードのウォームトーンの小全紙の一枚目も明らかなムラがあって値段を考えるとがっかりしたことを思い出した。もはや印画紙製造は家内制手工業なみのオペレーションだろうから、完璧な工業製品を求めることは難しいのかも知れない。

ではイルフォードウォームトーン以外の印画紙を使えば良いのだが、中間色の美しさなどあって先達はみんなこの印画紙を薦める。今回もこの印画紙と最近評判の高いフォトケミカの印画紙でテストして仕上がりの美しさでイルフォードに決めた経緯もある。もう一度、印画紙を捜してみようか。評判の良い候補はあるが、あれだけみんなが使って薦めるだけの美しさがイルフォードにはあるので悩ましいところだ。

なのでとりあえず今回のプリントも終了かと思っていたが、ムラのでたプリントの再プリントという作業が発生した。確かに完成したと言っても完璧ではないので、もう少し他のコントラストと濃度を試す必要もあるので、その調整もかねて今週末にプリント作業をと考えている。だた、同じ印画紙を買い増さなければいけないが、またムラがあったらとちょっと恐怖。一枚300円もする物だから、作業の時間と現像液などの付帯のコストを考えると被害は大きい。まして暗室を借りて作業していたら、それもコストに含まれるので被害は300円の数倍だ。

ただし、コストを考えるのは仕事の時で、これは趣味だから莫大でなければコストも受け入れるしかない。 所詮、好きでやっていることだ。

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