マイクル・コナリー最新作とガジェット

by Shogo

土曜日は終日プリント。暗い写真なので号数を下げてプリントしたら、乾燥後に黒さが少し増すドライダウンが起きて、ハイライトが暗くなり、ちょっと不満足。2号でもう一回プリントかなと考えながら、乾燥してバリバリの印画紙を見ている。とりあえず、ドライマウントプレスで伸ばしてみるか。

最近よく聞かれるのが、iPhoneを使わないかということ。ガジェット好きと思われているので、iPhoneを使わないのが不思議らしい。確かに、appleをメインに使っていた時から、ニュートンも使ったし、ハンドヘルドPCも使ったし、今で言うスマートフォンの走りのPHSのも使った。初めて買ったデジカメはeggyというもので、デジタル写真と撮って、カード型のPHSで送れて、動画も見られた。

でも、今はモバイルのニーズを感じない。昔、ミニノートを持ち歩いたが、今は外出も少ないのとモバイルでネットのニーズはない。ネットPCも買ったが旅行の時にしか使わない。e-mobleを解約したいくらいだ。

モバイルのニーズとしてあるのは、電話、たまにメールで、後は音楽を聴くことと本を読むことだ。なので携帯電話とiPodと紙の本か雑誌があれば、モバイルのニーズは満たされる。

昔からのappleファンなので、そろそろappleに戻ろうかと思っている。IIciから始まって何台も使ったし、初めて買ったノートPCもMacintoshだった。black birdと呼ばれたそのノートPCは、本当に美しかった。でも、仕事でwindowsの会社の仕事を始めたこと、会社のシステムがwindowsで、決定的なのはwindowsでないと会社のメールシステムに家からアクセスできなかった。このため、家にはwindowsマシンしかなくなった。

windowsの会社の担当でなくなったことと、メールも読む方法というかマシンも家にたくさんあるので、メインのPCをappleにしても良いかとも思っている。そんな時にiPadが出たので、それも含めて移行かなと考えたのだが、モバイルのニーズを考えるとiPadを持って歩く可能性はないし、重量の700g程度も前のミニノートと比べてそんなに軽くない。なので、その考えは放棄。しかしデスクトップが次に寿命が来たらappleに戻そうとは思っている。

マイクル・コナリー最新作

そんな中、 Michael Conelley最新作, TheReversalが発売になった。今までのパターンで言えば、ハードカバーが出て半年後に出るペーパーバックを買って読むというようにしていた。それもペーパーバックが厚いので、背表紙から半分に切って簡易の表紙を付けて薄い上下分冊にして持ち歩いていた。半年待ったのは、ハードカバーの価格もあるが、持ち運びに適さない重さと厚さのためだった。本を切るのもペーパーバックだと罪悪感も少ない。

ただし、今回は、HarryBoshが彼の異母兄弟Micky Hallerが香港の事件(NineDragons)の翌年に初めて一緒に事件を解決するというもの。Hallerがでるということは法廷ものの要素も大きい。興味もそそられる。それに、やや遅れではあるがリアルタイムで Harry Boshを読んできているので、もはや他人とは思えない彼。本当にロサンジェルスで一人でジャズを聴きながら谷間を眺めていると思い始めている。早く読みたいが、ペパーバックは来年の3月だ。

そこで、Kindle。iPadと違ってモノクロ画面の単機能。でも重さは四分の一、価格も三分の一。3Gの通信料金は本体価格に含まれる。モバイルのニーズが本のみなら十分な機能だ。

紙というメディア

紙は2000年以上も前に中国で発明されたらしいが、私にとってもずっと死ぬまで紙が主要なメディアだと思っていた。いや今でも今後も有力なメディアであり続けるとは思っている。でも、友人のキンドルを触って便利なのに驚いた。何よりも薄く、軽い。重さはペーパバックと変わらないし厚みはカバーに入れても半分だ。検索やブックマークも自由、何よりも何冊も持ち歩けることもあるが、いつでもどこでも本を買ってすぐに読める。これは紙には逆立ちしてもできない。ハードカバーの最新作もまだ日本では発売予定だが、買ってダウンロードして読み始めた。

Kindleの液晶は、PCのそれと違ってバックライトがないので目が疲れない。紙の上のインクを見ているのとほとんど同じだ。サイズも新書と同じだから、新書を持って歩いている感じだ。

本を買うのも、Kindleから買うのも簡単ですぐにダウンロードされるし、PCで買っても同様。もちろん初めの方は少し読める。無料の本もKindle Storeで売られている。主に著作権の切れたものだ。たとえばルイス・キャロルとかある。日本語の本は売られていないが、同様に著作権の切れたものはKindleに送れる。とりあえず漱石を何冊か入れてみた。漱石を読むのは大学以来だが、もう一度読みたいものも何冊かある。

ネットなどの情報もPDF化して簡単に送れた。通信機能があるのツイッターなども可能だが、まだ試していない。というか、このところ週末は撮影かプリントで、The Reversalも読み終えていない。平日の行き帰りだけだとなかなか進まないのだ。これから最後のドンデンガエシのあると思われるところに突入で、読みたいが、現像液などが劣化するので、これからまたプリント。

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