230
aki kuroda最終日
タクシーから見かけて気になっていた黒田明の展覧会に
最終日に行った。お昼を簡単に済ませて、天安門に近い
「皇城芸術館」へ向かった。この美術館は新しいきれいな
そしてやや小ぶりなことろだった。名前が芸術館なのも
そのサイズの故か。
故宮の模型
ここのメインの常設展示は故宮の歴史。明王朝と清王朝の
時代の故宮の歴史、関連する遺品が展示されている。
はずれに、ギャラリーがあって黒田明展が開催中だった。
最終日の昼過ぎというのに芸術館全体で観客は私一人。
ゆっくりと鑑賞することができた。
黒田明といアーティストを知らなかったのだが、京都生まれで
フランスで活躍する人のようだ。その作品は、どこか日本的な
ミニマリストというか、後期のマチスというかといった雰囲気で
とても気に入った。長い昼休みをとった価値があった。
ひとつ気になったのが展示に使われているダブルクリップ。
これが、アーティストの意図なのか、この美術館のオリジナルかは
知らないが、作品にカジュアル感というかコンテンポラリー感を
与えているように感じた。
皇城芸術館玄関