8月1日も北京地方は嵐に見舞われ、またしても空港が閉鎖になり、空港に
出迎えに行った私は、スターバックスで3時間も過ごすことになった。
出迎えに行ったANAの夜の便は、7時30分まではネットの情報では順調だった。
15分程度の遅れが出ていたものの、順調のはずであった。それが空港に
タクシーで向かう途中、空港の直前から大嵐に。いやな予感が頭をよぎった。
案の定、8時過ぎの便はすべて、未着だった。覚悟をきめて待つこと1時間半
JAL便が予定より1時間遅れで到着した。しばらくして。ANAも到着のランプが
点いた。やれやれと待っていると、突然、到着のランプが消え、何の情報も
無くなった。スターバックスの席を手放したくなかったので、そのまま、待っていると
11時になって、いきなり「取消」の文字。
結局、またしても3時間の空港での待ちとなった。しかも読む本も持っていかなかった
ので、損をした気分になった。
成都では17時間待ったが、持っていた本を1冊読み終えて、そんなに待ったという気は
しなかった。それだけ、その本が面白かった。読み終えてから、空港中で英語の本を
探したが見つけられなかった。もちろん、日本語はあるはずもない。
成都で読んだ本は、グリシャム初のノンフィクション、
「The Innocent Man: Murder and Injustice in a Small Town」。
アメリカの警察、裁判制度への信頼感がゼロになった。フィクションに勝らぬとも劣らない面白さは、
グリシャムの筆力もあるが、素材の面白さ(当人の悲惨さ)の故だ。
結局、ANAは関空に戻って、家族は新大阪泊。今朝からまた関空から飛んで、今日の12時に北京着。
今日は昼間だから嵐はないかもしれないが、とりあえず本を持っていこう。