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Harry Bosch ハリー・ボッシュ
Michael Connelly マイクル・コナリーが創造した架空の街、失われた天使の街、
ロス・アンジェルスで活躍する刑事、一時は探偵だ。彼は、他人や上司や常識が決めた
ルールにはとらわれない。殺人事件の捜査官として、彼が自らの行動の指針とするのは、
誰も見捨てないということだ。それが、政治家であっても20数年前に殺された孤児の
少年であっても同じだ。被害者と遺族への責任感、悪事を働く犯人への怒りが彼を突き動かす。
そして、唯一の趣味といってよいJAZZへの思いと、一人の娘、生まれたことも知らなかった
娘への愛情を殺人事件の捜査中に独白する。
シリーズ
1年少しかかって、最新作のThe Overlookを除いて全て読了。アメリカの空港で暇つぶしに1冊
買ってから読み始めて全て読んだ。The Overlookのペーパーバックがでるのは今年の年末かな。
ペパーバックででないと値段が高いのと、むしろそれよりも持って歩くのが重い。このシリーズの
特徴は、書かれた順番に読まないといけないということ、それとハリー・ボッシュのシリーズと
他のシリーズも同時にやはり同じく書かれた順番に読まなければいけない。ストーリーに登場する
事件や人物が絡み合っていて、重要な事件が語られるからだ。
My favorite
シリーズ中の個人的なベストは、始めて読んだLost Light 「暗く聖なる夜」。謎解きの面白さだけ
ではなくJAZZへの思いや彼の人物像に影響を与える前妻と娘が登場するラストが感動的だ。