東方新天地

by Shogo

世界のどこでも

ここにいるとどこにいるのか分らない。世界のどこにでもあるモールだ。エルメス、グッチ、

フェラガモ、シャネルとヨーロッパのブランドは何でも揃う。中国のブランドのお店も

あるが、どの店もモダンな印象で、伝統的な中国の意匠は感じられない。グランド・

ハイアット・ホテルを中心にオフィス、アパート、ショッピングのエリアから成り立つ

コンプレックスだ。故宮から約1km東にあり、王府井のエリアにある。地下鉄も

直結していて大変便利だ。

20万人

週末には1日、20万人が訪れるという。最も進んだ資本主義社会と第三世界が

同居する北京にあって、この場所は北京の進む未来なのだろう。今は買えなくても

いつか買える欧米のブランドのショップを見て、未来を感じているのだ。

平均が意味を持たない

すでに未来が到着した人も多くいる。平均所得が意味を持たないこの国で、日本より

豊かな生活を営む人の数は日本のそれを遙かに凌ぐだろう。そして、その数は

毎日、増え続ける。もっと大事なことは、消費や高級に向く嗜好は、この古くて

若い国では当分衰えることはないだろう。人目を気にする、国民性がこの傾向に

拍車をかける。東方新天地に続く、新しいモールの建設ラッシュも続く。

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