昨日のニュースで興味を引いたのは、ディズニーがルーカスフィルムを買収して、 Star Warsを製作して2015年にepisode 7を公開するというものだった。確かepisode 6、公開の順番では3番目のReturn of the Jedi ジェダイの帰還の最後にダースベーダーが死んで皇帝も死んでいるから、共和国でルークとレイア姫の子供たちが活躍する(?)第三部が開始されるのかもしれない。大変楽しみで2015年が待ち遠しくなった。
当初は、ジョージ・ルーカスは3部構成で各3作の全9作の構想と発表していたが、第1部の3作の製作発表の際に、第3部の episode 7、8、9の製作は放棄としていたので、ディズニーにせよ誰にせよ作ってくれるのであればうれしい。
どんな内容なのか分からないが、第1作として製作されたepisode 4から始まった第2部の成功にすべてが依っているのは間違いがない。それがなくて、後から発表された第1部のepisode 1、2、3はそれだけと平凡な映画だ。だけどあの一番最初に公開されたepisode 4に続く話だから面白いのだ。公開の順番とepisode の順番が違うのでややこしいが、最初に公開されたのは、第2部のepisode 4、5、6で続いて間をおいて、episode 1、2、3が公開された。
全9作で構想されたが、製作しやすいepisode 4を最初にしたという話になっている。結果論だが、やはりepisode 4が一番面白いからだと思う。それは、ルーカスが古今の物語の原型を研究して、というより、それを行ったキャンベルの「千の顔を持つ英雄」を参考にして、貴種流離、自分探しの旅と成長、強い敵との対立、敵に対抗する味方との合流、父と子の対立などの要素をちりばめて作ったから、多分一番思い入れがあり、これがすべての出発点だから、第2部のepisode 4でなければならなかったのだろう。勿論、これがヒットしなかったら、episode 5も6も作られなかったはずだ。
だから、第3部がどんな内容になろうと第2部の成功とその基本構造のために成功は保証されていると考えて良い。勿論、私も真っ先に見る。ルーカス・フィルムの3,200億円の買収というのも、過去の作品の権利やインディアナ・ジョーンズなどの他のシリーズの権利も含まれての価格だが、これから始まる第3部や、そこからさらに派生するビデオやテレビ、ゲームなどのビジネスを考えれば高くはない。
episode 4である「Star Wars New Hope」のことは鮮明に覚えている。カメラマンをしていたおじが撮影で行ったアメリカで見てきて、話してくれていたから、期待はすごく、それでも期待を裏切ることはなかった。冒頭の延々と続く宇宙船の飛行のシーンから圧倒されっぱなしだった。それ以来、映画だけではなく、すべてのStar Wars関連のファンになって、30数年だ。だから大変楽しみな話だ。
今日も晴れ。秋らしいさわやかな朝だ。