大山子798芸術区#7

by Shogo

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大山子798芸術区の最後。繰り返すが、 大山子798芸術区は北京から空港へ向かう途中の大山子((ダー・シャン・ズ)にある元の工場地帯、ソ連や東ドイツに貸与されていた798廠を最近改築してギャラリーなどができたエリア。

このエリアも週末は観光客で賑わっているが、同じようにギャラリーでは中国人アーティストの作品展が毎日、たくさん開かれて賑わっている。

 

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中国のアート市場は近年ずっと成長を続けているが、2007年にはオークションの売り上げ額が、ついにフランスを抜いて、アメリカ、イギリスに次ぐ三位に躍り出たそうだ。 

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国際的なオークションでも中国人の作品が多く取引されており、北京オリンピックのビジュアル・ディレクターの祭国強の作品の販売額は、850万ドルと2007年の個人トップだそうだ。 

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当然、金余りのバブル的な面もあるだろうが、中国人も含めた世界中の人が中国の作品を買っているということだろう。

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祭国強は個人トップだが、張 曉 剛 や岳敏君など多くのアーティストの作品は海外でも高値で取引され、層も厚い。実は好きなアーティストがいるのだが、値段がよく分からない。聞きに行って、多分買えない値段だろうから行かない。

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私が知らないだけだが、日本人のモダンアートの作家は村上隆が評価を受けている以外は私は知らない。村上隆は先日のフランクフルトの近代美術館で展示会をやっていて、暇だったので入ってみたが結構、客が入って混んでいた。

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クールジャパンのかけ声があってもなかなか中身がついて行かない。と言って、政府が後押ししてアーティストが育つものでもないだろうが。

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中国でアーティストが育っているのは、バブルの金余りもあるが、そういうお金がゴッホとかに行かないで、自国の若手アーティストの作品を買うのに向かったと雑誌で読んだ。

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画でも写真でも、アニメでも、映画でも良いが、日本の若手の才能に投資してみるというのが、案外今後の日本の進む道の近道かもしれない。

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先日、若手映画作家のプロジェクトの立ち上げのイベントに参加したが、結構面白そうだった。中国は、これから映画でも世界に出て行くかもしれない。

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経済も芸術も、なんか、中国は日本より一生懸命で若い才能が活躍しているような気がしてくるが、日本の若者が元気がないと思うのは私がものを知らないからだ。

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