雨の成田空港を飛び立って、1週間ぶりの北京。第三ターミナルに到着するのは初めてだ。前回の帰国のときは日系航空会社が使用を始める少し前だった。
第二ターミナルもは1999年開業なので、そう古いと言うわけではないのだろうが、少し暗い。第三ターミナルはガラスとスチールで出来ており非常に明るい。インテリアも第二が中国風なのに対し、ほとんど中国を感じさせない。強いて言えば、赤い円柱が中国を感じると言えば感じる。出発階には中国風の建物があったが、到着階にはそのようなものはない。 到着階を歩いていると、どこかヨーロッパの空港のようだ。
ターミナルとしては世界最大ということで、駐機場から結構歩いたような気がする。あるいは成田でも同じような距離と言う気もする。結論としてよく分からない。
イミグレーションも明るい感じで圧迫感がない。スタンプを押してもらうとそのまままっすぐ歩けるので気持ちが良い。最近いつも問題になるパスポートの写真と実物が違って見える問題も今回は大丈夫で、上司を呼ばないで自分で確認してスタンプを押してくれた。第二ターミナルに比べると窓口の数が少ないように感じた。
屋根の三角の明り取りが、空から見ると竜の鱗のように見えるのだろう。
入国するとすぐにモノレールでメインターミナルへ。このモノレールのスピードが結構速い。途中でまだ工事中のターミナルを通りすぎる。赤い円柱がわずかに中国らしい。
この空港の特徴は、この荷物受け取り場にある免税店。これは他では見たことがない。聞いたところによると成田で買うよりもタバコなどは値段も安いそうだ。
商売熱心な中国の真骨頂を見た気がする。
荷物を受け取ってタクシー乗り場に向かうと青空と柳の綿毛の出迎えだった。綿毛の季節は終わっていると勝手に思っていたがまだだった。しかも郊外の空港周辺はすごい量の綿毛が舞っていた。気温も高く、すでに夏の日差しだ。