外観
また、北京ダック
上縁坊 は、北四環東路にあって北京の中心部からは遠い所にある。行ってみたいと思っていたが、遠いので足がなかなか向かなかった。今回はそばに用があったので帰りに寄ることにした。でも行ってみて、日本人オーナーのお話を伺うと地下鉄5号線が開通したので中心部からも地下鉄で来れて、駅からは徒歩5分とのこと。帰りに地下鉄に乗ろうかとも思ったが酔っていたのでタクシーで帰ったから、本当に5分かどうかは分からない。不動産屋さんの5分ではないことを祈る。
鴨の肉に味をつけて、じゃが芋を揚げて作った籠とレタスに包んで食べる前菜。大董にもまったく同じ料理があるが、こちらのは大董よりややこってり気味。好みで分かれるところだが私は大董。
鳥肉の甘酢
これも料理の味は忘れたが、大変美味しかった。辛さ、甘さ、酸っぱさのバランスが最高。
豆腐のスープ
こちらの名物と言うことで頂いたのだが、看板に偽りなく大変美味。豆腐を細かく細切にしたものと海老などが海鮮系の深みのある味わいのスープに入っている。もう一度食べたい。
青梗菜と椎茸
中華の定番なのでレベルを見るために注文したが、これも予想以上。大変美味しかった。
美味しい美味しいという芸のないコメントで恐縮です。肝心の北京ダックが出た頃にはいい加減に酔っ払っていたので写真も撮っていない。これもいつものパターン。確かこちらのシェフは大董出身だと聞いていたが大董の味と似ていて、ややこってり気味。ただ他の烤鴨店に比べるとあっさりしていて、私好み。いつもは1切れ程度しか食べない北京ダックをこちらでは3切れ食べました。(単におなかが空いていただけ?)
とは言え、味は全般的に言っても満足できるレベル以上だし、なにより日本人の経営する店だけあったサービスも的確で行き届いていた。お店の雰囲気も大変よく、もっと近ければまた行きたい。
さらにうれしいのはその値段。北京中心部のお店や北京大董烤鴨店 などでは一羽150元(1元15円換算で2250円)以上する北京ダックがこちらでは88元と半額程度。場所が中心部から外れるとは言え、美味しくて半額とは大変な競争力だ。
お店は日本人はあまりいなくて地元の方と思われる中国人でいっぱいだった。北京ダック店の激戦区の北京で美味しくって雰囲気の良いお店を出している日本人女性のパワーに感服した。私も将来、中国はスーパーパワーになるんだろうなとぼんやり考えていないで、その中国を相手に商売してやろうと考えなければいけないのだろうと考えた夜だった。そんなパワーはあるはずもないのだが。
お店の場所は北四環東路のイトーヨーカ堂の向かい。電話010-6482-2992