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太廟
冬の北京
冬の北京は、暗い寒い日が続くと聞いていたのだが、案外、晴れの日が多く、空気は冷たいものの青空の明るい日差しの日が思ったより多い。すでに最高気温は5度程度の日が多く、最低もマイナス5-7程度の気温になっている。でも晴れている日は日差しのためにそう冷たくは感じない。
空気が澄んでいる日が時々あるので、そういえば最近、タクシーも簡単に捕まるし、10月の地下鉄の値下げ以降、公共交通機関を使う人が増え、車が減ってスモッグが減ったのかと思ったりする。
太廟
太廟は故宮の一部で、天安門の東側の今は、労働人民文化宮という名前の公園の中にある。中国では古来より、宮廷に向かって手前の左に戦士のための祭壇、向かって手前の右に皇帝の先祖のための祭壇が設けられてきたそうで、太廟はその先祖のための祭壇にあたる。本殿はかなり巨大な建物で、この中で先祖のための儀式が執り行われたということだ。このため、この場所には皇帝以外の立ち入りは禁じられていたという。
門
故宮と同じように中心に進むためにはいくつかの門を通らなければならないようになっている。ここは太廟に入るための最後の門。今は冬場のために観光客が少ないのであろうが、天安門へ向かう人の列は、この公園に向かうこともなく、中はわりとひっそりとしている。
門
川
故宮とまったく同じで、南から本殿に向かう途中、つまり本殿の、南側には堀がある。これも風水の考え方なのだろう。
井亭
井亭と書かれているが何に使われた場所か分からない。皇帝が来たときに日を避ける休憩所だったのだろうか?
井亭の庇