「中8楼」 雲南料理

by Shogo



「中8楼」で飲んだ竹筒米酒

雲南料理

雲南料理のお店は北京にいくつもあるが、こちらは三里屯にあるためか、モダンなインテリアのお店。お店だけ見ればイタリアンかフレンチという雰囲気。三里屯のすぐそばにもう1店舗あるほか中関村にも支店がある。

少数民族

雲南省には、中国の少数民族55族のうち25の民族が住んでいるという、このため雲南料理はいろいろな少数民族の料理が取り入れられた料理ということだ。その料理は、全般的に薄味でヘルシーだった。お店では、写真の竹筒入りの米の酒が雲南省の名物ということで勧められた。竹筒入りの米の酒は、日本でもあるなと思いつつ飲んでみると、日本酒とはまったく違う白濁したどぶろくのようなお酒で、お酒というよりはジュースのよう。アルコール度数もビール並みということだった。



ジャスミンの蕾入り卵料理

ジャスミンの香りがして、ジャスミンの蕾の食感と味がポイントになっている。



汽鍋鳥 鳩のスープ

このスープが雲南省の名物ということだった。油が浮いてこってりしているように見えるが、薄味でさっぱりした透明なスープ。出汁は鳩だそうだ。その肉も少しいたただいた。美味しかった。



紅三雑

辛い料理もなくはなく、こちらは野菜とひき肉と唐辛子の料理。



檸檬蝦

名前は分からない、やや肉厚の野菜と海老をレモン汁であえている。

Warning この下、昆虫や虫が嫌いな方は読むのをご遠慮ください。




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これを4人で食べたのだが、少し物足りない感じで、追加オーダー。いくつか頼んだ料理の中のメインは「虫」。個人的には止めてもらいたかったが、みんな食べると言うのでその場ののりで発注。先日、お肉料理に夏草冬虫が載ったのを食べたので、同じ虫だからいいかとも思ったし、自分は食べなければ良い訳だしと思っていた。でも実際に虫が運ばれてくると、そのリアリティに驚く。夏草冬虫は乾燥していて虫のようなという感じだが、こちらの虫は生きているそのままの外観。



竹の虫と豆苗



虫アップ

みんな美味しいと言って食べているので、こちらものりで一匹、箸で摘み上げる。見るからに虫だ。口に放り込むと、油で揚げた味がする。食べてみても、虫そのものの味はほとんどしない。中国に来ていろいろなものを食べたという話を良く聞く、蛇やさそり、何かの脳みそ、生きたねずみというのもあった。でも私の食のアドベンチャーはこの辺りで打ち止めだ。

この辺りに詳しい友人によると、雲南省の竹虫は貴重な虫で確かに名物らしい。ここからは想像だが、山の中の少数民族は動物蛋白が不足することがあり、虫が貴重な蛋白質の補給源だったのではないだろうか。いくつもいろいろな虫を食べてみて、竹虫がある程度豊富に取れて美味しかったため、名物料理に定着したのではないだろうか。

このレストラン、三里屯のメインストリートから50mほど入った辺りにあり、まだまだ食べていない料理があるので、そのうちにまた行きたい。ただし、虫料理は他にも3種類の虫のから揚げの盛り合わせなんてのもあったがそれはパス。

値段は上記以外に2品とビールを8本で、280元。

住所 朝陽区東三里屯中八楼

電話 6413-0629

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