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居庸関
北京から行く万里の長城は3か所。いちばん有名な八達嶺、やや小ぶりだがロープウエイも
ある慕田峪、そして今回行った居庸関。ここは長城を作った人たちの住居のあった場所だ
そうだ。前に行った八達嶺に比べ、スケールは小さい。道も狭いので混雑もしていた。
それでも世界中から人が来ていて、英語、スペイン語、フランス語、日本語が聞こえてきた。
なぜ作った
何度も異民族に攻められた歴史を持つ国だけに、他国の侵略は最大の関心事であった
のだろう。当時の国家予算のかなりの部分がこれに割かれたに違いない。支配者に
とって最も重要なのは国防であって、国民の福利厚生ではないから当然だ。
山の上の長城
騎馬民族の侵入を防ぐために、なぜ山の上まで頂上を築いたのか考えていたけれど
城としての機能は、壁として防ぐ意外に、城から攻撃をするということを考えると、山の
上は攻撃に有利だったのだろうという結論になった。間違っているかもしれないが。