寂しい通りの奥にタクシーで行ったのだけれど、最初はタクシーが道を間違えたのだと思った。真っ暗な
胡同の真ん中で、タクシーが止まると、古めかしい黒い大きな車が玄関に止まっていて、
そこだと分かった。車には五星紅旗がつけられている。玄関を抜けて、その古い四合院の
中に出ると外とは違う世界が開けていた。席についてメニューを読むと、50年代、60年代
の共産党幹部の話や80年代の鄧小平時代の「紅い資本家」の話などが書かれていた。
使われいる家具も(レストランではないが)林彪の使った椅子もあるし、本物が使われている
ようだ。また、この四合院そのものも「男装の麗人」とか「東洋のマタハリ」と呼ばれた
川島令子の持ち物だったとか。その建物を2年かけて修復したのがこのレストラン、
新紅資倶楽部 Red Capital Club。近所にはホテルがあり、郊外にはRanchもあるようだ。
中南海料理
ウエイターに料理の種類を聞くと、中南海料理とのこと。官庁街のエリートが中華を
ベースに作り上げた、今で言う「フュージョン」であろう。味付けもあっりしたものと
濃い目のものの両方があったが、そのプレゼンテーションはおしゃれたっだ。
客層
当日の客は観光客らしい西洋人ばかり。アジア人は私たちだけだった。そういうこちらも
英語のガイドブックを頼りに来たのだから同じことか。
日本のメディア
帰ってWebで調べたら、日本の雑誌の「北京ウォーカー」や「ソトコト」、「BRIO」などが
紹介しているということ。
価格は高め
価格はたの中華レストランと比べると高め。メニーの説明が面白いのでじっくりと時間をかけて料理を選びたい。
新紅資倶楽部 Red Capital Club
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