日本の成長率がG7で1位

by Shogo

IMFが2023年から2024年にかけての世界経済見通しの発表をして、G7の中では日本が最も経済成長すると予測した。これを見たときには何かの間違いかと思った。日本の景気が悪いと感じるのは長年の染み付いた感覚で、他の国はもっと景気が良いと常に思っていたからだ。

IMFによれば、世界の成長は2023年には2.9%の成長率で、2024年には3.1%に上昇すると言う。世界各国でインフレ対策のための銀行金利の上昇とロシアのウクライナ侵略が引き続き経済の足を引っ張るようだ。

この見通しの中で、IMFは、G7の中では日本の経済成長率を1.8%と最も高く予測している。2位はカナダの1.5%、3位がアメリカの1.4%。続いて4位にフランスの0.7%、イタリアの0.6%で、6位にドイツの0.1%。7位はイギリスで−0.6%となっている。G7の中ではと言う限定だが、1位と言うのは驚きだ。そもそも、途上国と違い、先進国は成熟していて大きな経済成長を望めないとはわかっていながらも、それでも他のG7諸国の経済成長率が日本と変わらないことに改めて驚く。

G7の中ではイギリスのみが景気が後退すると推測されている。この数字は、ウクライナ侵略で制裁を受けているロシアよりも低い数字だ。IMFによれば、イギリスの景気後退の理由は、増税・金利上昇・エネルギーコストの高騰・政府支出の減少だと言う。同じことは、近い将来の日本にも当てはまる。

日本も30年も不景気が続いているがイギリスはBrexit以来、負のスパイラルが続き、あまり明るい展望がない。ロンドンで長い時間を過ごしてからすでに8年が経過している。どう変わっているのか、変わっていないのか。久しぶりにロンドンの東のほうの下町を歩いてみたい。といっても、いつ行けるか全く予定が立たないし、当時よりも円安になっていて今はポンドは160円近い。Brexit直後の130円台が奇跡のような話だ。ロンドンで、安いと思ってFocomat IIcを買って帰ったことを思い出す。

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