世界のGDP成長率は2.8%

by Shogo

IMFが2023年の世界経済成長率予測を発表した。今回発表された最新の発表では、世界のGDP成長率を2.8%として、1月の予想から0.1%引き下げた。理由として高いインフレ率と最近の金融セクターの混乱をあげている。一年前の予測値の3.4%からは大きく落ち込んでいる。

今回の最新の見込みで、成長率が引き下げられなかったのは、日本、中国、インドだ。日本の成長見込みは1.3%で低空飛行は相変わらず同じだから、引き下げようがないのかも知れない。中国は新型コロナ感染症対策終了とともに経済が再開されているので、5.2%が見込まれ、インドは5.9%だ。先進国各国は、ともに成長率が1%台に落ち込むが、ドイツやイギリスではマイナス成長が見込まれている。この状況で、ロシアの2.8%の成長というのは許せない気もする。経済制裁が効いていないということのようだ。今年は世界的に不景気の年のようだが、成長率が5%台の中国やインドの景気回復が他の国にも波及効果を及ぼすと良いのだが。

パンデミックは、ほぼ終わったと考えて良いが、ウクライナでは、戦争が続いているし、インフレなどの影響で景気も悪いとすると、あまり明るくない2023年だ。エネルギー危機に食糧危機。加えてインフレで不景気。良いことがない。

日本にとってやや明るい兆しは、パンデミック終了でインバウンド観光客が戻ってきたことだ。移動すると、多くの国内観光客とそれ以上に多いと思われる外国人観光客を見かけるようになった。これがどの程度、経済的な恩恵をもたらしてくれるのか。この数年大きな打撃を受けていた旅行・飲食業界にとって回復の年になることを願うのみだ。

今年は久しぶりに海外旅行を計画している。しかし、頭が痛いのは円安で割高なことに加えて、インフレの影響でなんでも高くなっていることが予想される事だ。パンデミック前の最後の旅行は、2020年1月のリスボンだったから、あれからすでに3年以上過ぎた。この間に数%ずつインフレが進んだとして、かなり割高になってきているところに1割以上の円安で、その差はかなり大きい。たまの旅行だから豪華にと思いたいところだが、なかなかそうもいきそうにもない。

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