バーチャルで生きる

by Shogo

新型コロナウィルスの影響で様々なことが変わった。昨日書いた会議や授業がオンライン化したこともその一つだ。最近知ったことに、Zoomを使った結婚式というのがあったそうだ。これからは何でもZoomでできそうだ。お葬式や誕生会などはかなり現実的だ。

全てがオンラインに

運動もオンライン化の領域だ。ジムも感染の危険性があると言うことで閉鎖になったりするので、自宅でオンラインで行う。Pelotonなどの機器を組み合わせたものもあるし、ヨガなどをオンラインで行うクラスもある。VRのオキュラスを使ったフィットネスのSupernaturalというソフトがアメリカで人気という記事がNYTに出ていた。個人的には、VRで動くというのは避けたいが、サイトにある動画を見ると面白そうだ。今後のフィットネスの主流は、オンラインになるかもしれない。

それから映画館だ。ワーナーブラザースは来年の映画は、劇場と配信の二本立てになる。Netflixやディズニー+の利用が急増しているので、この傾向は今後も続くだろう。家庭のテレビが4K や8Kの高精細になり、大型化していることも配信を楽しめる要因の1つになっている。

オンラインゲームで世界が繋がる

それからゲームやeスポーツだ。オンラインで、世界中の人とプレイをすることが今後の主流となっている。最も注目されているのは、eスポーツだ。対戦を行ったり、ゲームの中継を解説付きで見る番組が増えている。このように、オンラんで世界が繋がると、ゲームの中で、ライブを世界の観客に行った米津玄師のような使い方も増えるだろう。

美術も

コロナの第3波がやってきて、正月中に今年はどんな年になるか考えていた。結論は、ありきたりだが、ますます私たちの生活がオンライン化していくことを予想している。

そうしたら、友人から、連絡があって勧められたのは、マウリッツハイス美術館のバーチャルツアーだ。私がフェールメール好きで、前に行ったことを知っていたので連絡をくれたのだ。このバーチャルツアーには英語の解説付きのツアーがあったり、自分で見て回ることもできる。持っていないので、できないがVRのヘッドセットがあればVR空間の美術館の中にも行ける。このバーチャルツアーがすごく良いのは、1枚1枚の絵をかなり拡大して見ることができることだ。それは、多分実際美術館に行って、かなり目を近づけてみるよりもかえってよく見えるほどだ。

この点で、マウリッツハイス美術館がバーチャルツアーを体裁だけでやっているのではなく、本気で作品を楽しむためのツールとして使っていることがよくわかる。

世界の他の美術館にも

そういうことで、今後は美術館もオンラインで訪問することが一般的になるだろう。まだ見ていないが、同様のバーチャルツアーは、ルーブル美術館、台湾の国立故宮博物館、メトロポリタン美術館、バチカン美術館コートールド美術館、アムステルダム国立美術館も提供している。

これを全部見て回るだけでも、相当の日数がかかりそうだ。美術が好きなら旅行に行かなくても、たくさんの作品に触れられる。コロナウィルスがあろうとなかろうと、なかなか世界を旅して美術館を訪問するというのは、そうたくさん機会があるものではない。

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」拡大して見た

マウリッツハイス美術館も前回訪れてから既に10年が経つ。2014年にリニューアルを行っているから、改装された今の美術館には行っていないことにもなる。旅行で美術館を訪れると言う経験は、美術館の中だけではなく、その周辺の環境やその前後の食事などの体験も含めたものだ。しかし、作品そのものをよく見ると言う意味では、バーチャルツアーで十分に代替できることが、マウリッツハイス美術館のバーチャルツアーでよく分かった。そして、特に実際にその美術館を訪問したことがあれば、その時の記憶と合わせて十分に美術館を楽しむことができる。

今後しばらくは、世界中の美術館をバーチャルで訪問して楽しむことができると言うことで、教えてくれた友人には感謝している。

マウリッツハイス美術館のバーチャルツアーは、ここから

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