GPT Storeが、オープンした。URLは、https://gptstore.ai/だ。11日からChatGPT Plusの有料契約者が利用できるようになり、様々な用途にカスタマイズされたGPTsを検索できるようになった。
GPTsは、月額20ドル支払っているChatGPT Plusの有料契約者が利用できるChat GTP Builderという、特別なツールを使う必要がある。OpenAIによれば、過去2ヶ月間で300万のカスタマイズされたGTPsが作成されたという。
GPT Storeは、ユーザが作ったカスタマイズされたGPTsを公開し、収益化するためのサービスでもある。1月11日現在で82783 のGPTs登録されている。現時点では、まだ収益化については表示されていない。しかし、今後は有料化されることが発表されており、作成者がGPTsを販売し、OpenAIは手数料を受け取ることができる。これは、AppleのApp Storeと同じビジネスモデルである。
カスタマイズされたGPTsは、ユーザーの具体的なニーズに応じて設計されており、例えば、書籍の推薦、数学や各種学科の指導、科学論文の検索、視覚障害者向けの音声読み上げチャットボット、外国人向けの翻訳チャットボットなど、様々ツールが登場する可能性がある。遊びの類からビジネスの特定用途に向けたものも開発されている。
多くのGPTsをリストアップしたGPT storeは、AI技術を身近に利用できる場を提供する。プログラミング能力がなくても、自分のニーズに合わせたチャットボットを作れるため、AIの恩恵をより多くの人が享受できるので、AI技術の民主化につながる。
GPT Storeの開設は、OpenAIのビジネスモデルに大きな影響を与える。まず、ユーザがGTPsを作成し収益化できることで、月額課金モデル契約者の増加も見込める。これにより継続的な収入源を確保し、OpenAIの持続可能な事業運営に貢献するだろう。また、様々な専門分野に特化したGTPsの公開を通じて、新たな市場や顧客層を開拓することが可能になる。
この結果、GPT StoreはOpenAIの製品やサービスの範囲を広げ、より多様なニーズに対応することで、OpenAIのブランドイメージを強化することにつながる。
社会から見ても、GPT Storeの一般のユーザーやビジネスへのメリットは大きく、このサービスは日常生活やビジネスにおいて重要な役割を果たすことになる。まず、AI技術へのアクセスの容易さが挙げられる。OpenAIの技術を手軽に利用できるため、AIに関する専門知識がなくても、個人や企業がAI技術が利用できるようになる。これは、生産性の向上につながると考えられる。
次に、カスタマイズの可能性だ。ユーザーは自分のニーズに合わせて特定のチャットボットを選択し、その機能をカスタマイズすることができる。プログラミング能力がなくても、自分のニーズに合わせたチャットボットを作れるため、AIの恩恵をより多くの人が享受できるようになる。
GPT storeのオープンで様々なチャットボットが公開されることにより、今後はさらにChatGPTの利用が進むであろう。すでにOpenAIのウェブサイトは月間14億のアクセスを生み出している。サム・アルトマンによれば週間アクティブユーザーは約1億人だそうだ。今後は、GPT storeによりGTPsの数が拡大し、さらにChatGPTのユーザが拡大しそうだ。