スマートウォッチを検討し始めて、まずはApple Watchが候補だった。この書き始めを書いて思い出したのは、田中長徳さんが言った有名な言葉だ。それは、「カメラには二種類ある。ライカかライカ以外かだ」だった。同じように、スマートウォッチと言えばApple Watchが思い浮かぶ。
スマートウォッチを検討し始めたのは、長年使ってきているFitbitのトラッカーの心拍数の精度に疑問が出てきて買い換えることを決めたからだ。最初に候補になったのは当然、Apple Watchだ。ノートPCやデスクトップ、タブレット、スマホ、すべてAppleだからApple Watchが自然な流れだ、だが、調べてみると、Apple Watchはバッテリーが18時間しか持たないようだ。
スマートウォッチはスマホの周辺機器と言っても良いような存在だから、自然に考えればApple Watchになる。しかし、このバッテリーの持ちが引っかかって、すんなりとApple Watchには決めなかった。もう一つの理由は、あまりにもApple Watchを使ってる人が多いことだ。友人でも親族でも多くの人がApple Watchを使っている。この辺が天邪鬼の気分でApple Watchをすんなりと選べない理由のひとつだ。
それでFitbitも考えたが、そもそもFitbitの信頼性に疑問で買い替えるのだし、上位機種でもバッテリーが36時間というのもネックだから検討から外した。
購入金額の上限を基準に3機種を選んだ。Polar Ignite 3 Titan、Garmin Venu3 、Apple Watch Series 10だ。この3機種になっているのは、Apple Watch がアンカープライスになっているからだ。ここでも、Apple Watch を基準に考えているということになる
ここからはAIのGeminiに手伝ってもらった。
プロンプト
Polar Ignite 3 Titan、Garmin Venu3 、Apple Watch Series 10のいずれかを買うことを検討しています。3機種を比べて、心拍数と睡眠の把握を目的として、ランニングを運動の中心にする場合の推薦をしてください。
Geminiの回答
Polar Ignite 3 Titan、Garmin Venu3、Apple Watch Series 10はいずれも優れたスマートウォッチで、心拍数と睡眠の把握、ランニングに役立つ機能を備えています。それぞれの特徴を比較し、ランニング中心のあなたに最適な機種を推薦します。
Polar Ignite 3 Titan
長所: Polarは心拍数計測の精度に定評があり、Ignite 3 Titanもその伝統を受け継いでいます。睡眠分析も詳細で、睡眠ステージや回復状況を把握できます。軽量なチタン製で、ランニング中の装着感も快適です。
短所: スマートウォッチとしての機能は限定的で、音楽再生やSuicaなどの機能はありません。ランニング以外のスポーツに対応する機能は少なめです。
価格: 約4万円
Garmin Venu3
長所: 高精度なGPSと心拍数センサーを搭載し、ランニング中のペースや距離、心拍数を正確に記録できます。睡眠分析も詳細で、睡眠スコアやBody Batteryなどの指標で体調管理をサポートします。Suicaに対応しており、ランニング中の水分補給などに便利です。
短所: バッテリー持ちはApple Watch Series 10に劣ります。
価格: 約6万円
Apple Watch Series 10
長所: Apple Watchはスマートウォッチとして最も完成度が高く、iPhoneとの連携がスムーズです。ランニングアプリも豊富で、Nike Run ClubやStravaなど、自分に合ったアプリを選べます。Series 10では心拍センサーが改良され、精度が向上しています。睡眠ステージの記録に加え、睡眠時の呼吸数も計測できるようになりました。
短所: バッテリー持ちは3機種の中で最も短く、毎日充電が必要です。Garmin Venu3に比べるとランニング機能は限定的です。
価格: 約6万5千円~
ランニング中心のあなたへの推薦
3機種を比較した結果、ランニング中心のあなたにはGarmin Venu3を推薦します。
・高精度なGPSと心拍数センサーで、ランニング中のデータ計測が正確
・睡眠分析も詳細で、体調管理に役立つ
・Suica対応で、ランニング中の利便性が高い
・バッテリー持ちもまずまず
Polar Ignite 3 Titanはランニングに特化したシンプルなスマートウォッチで、価格も魅力的ですが、スマートウォッチとしての機能が限定的です。Apple Watch Series 10はスマートウォッチとして最も多機能ですが、ランニング機能はGarmin Venu3に劣り、バッテリー持ちも短いです。
最終的な判断は、あなたの予算や求める機能によって異なります。3機種の特徴を理解し、自分に最適なスマートウォッチを選んでください。
面白いのは、Geminiがミスをしているところだ。GarminのバッテリーはApple Watchよりも長持ちする。現状のAIは、こんな簡単なことでもミスをする。注意してウエブを読み込んでいないし、知らないことを知らないと言えないのが欠点だ。回答の中の矛盾にも気付いていない。つまり、現時点では重要な仕事には使えない。
それでも、この比較を見て、友人の長距離ランナーが使っていることもあり、Garmin に決めた。もう一度、Garmin の製品ラインアップをハイエンドからローエンドまで見直して、やはり予算でGarmin Venu3 にした。多少の問題は、音楽機能がAndroidでしか使えないことだ。Apple Music は、Garminでは使えない。だが、これは走っている時もスマホをもっているので、問題にはならない。
Garmin が届いて、FitbitのChage3のトラッカーと両方を腕にはめて、いつものようにランニングをしてみる。やはり心拍数が上がった段階では、数字に食い違いが出た。心拍数が低い段階では同じ程度の数値が、少し走るとFitbitは、160まで上がった。Garminは120だ。指で測って確かめなかったが120は感覚的にも正しい。
Fitbitが間違っていたようだ。ただし、これがFitbitの問題なのか、今まで2年おきに買い換えているので、すでに1年半を過ぎて寿命が近づいているために精度が落ちているとも考えられる。だから、Fitbitが機能として劣っているとは言えないかも知れない。
Garmin を2週間ほど使っている。そのサイズに慣れないが機能としては満足している。それにApple Watchにしていたところでサイズは変わらない。
使い心地としては快適である。ただしあまりにも機能が多くて、使いこなせていないのが現状だ。もう少し研究して睡眠コーチやトレーニング・メニューを活用しないと、今までのFitbitよりも高い買い物をしたのにもったいないかもしれない。バッテリーも常時点灯でも1週間はもつ。これが選んだ理由だから期待通りだ。
Garmin の機能で気に入っているのはボディーバッテリーだ。睡眠が充分取れていると、ボディーバッテリーの数値が高く、睡眠が足りない日は当然数値が低い。ランニングをすると、その分数値が下がる。それと運動の強度によって休息期間が何時間と表示されるのも運動のしすぎを避けると言う意味でありがたい。と言っても私の軽いランニングでは大抵24時間以内なので、特に休息期間が表示されなくても特に問題は無いのだが。
ともかく2014年ごろにエプソンの腕時計型の心拍計を買って、それがうまくiPhoneにペアリングせずに悩んだ末にFitbitに替えて以来、10年ほどもFitbitトラッカーを使い続けてきた。しかし、ついに、これまでずっと嫌だと思っていたスマートウォッチにをつけることになってしまった。今は長袖を着ているのでそんなに目立たないので気にならない。夏になると少し嫌な気分になるかも。それでも見かけよりも機能優先ということで諦めようと思う。