コダックがフィルム事業売却

昨日のニュースはいよいよ来るべきものが来たかという感じだ。連邦破産法の適用を受けて再建中のコダックは夏に向けて、保有する特許のオークションを行うと言われていたが、フィルム事業を含む個人向けの事業をすべて売却して企業向けサービスと製品の会社に特化するようだ。

Kodak to Sell Legacy Film Units as Part of Bankruptcy Plan

これは予定していたデジカメ事業売却などのオークションがうまくいかないのか、業績がさらに悪化して追加の資金が必要なのかどちらかわからない。早く安定した会社に買ってもらって、事業を続けてもらったほうがよいので悪い話ではない。レノボが、IBMのPC事業を買収してThinkPadを出しているようにどこでもよいから、コダックブランドのTXやT-Maxなどのフィルムを続けてくれれればよいのだ。２割３割の価格上昇も飲みましょうと、言ってみる。

希望を言えば、写真文化を守ると宣言している富士フィルムが買収してくれればよいのだが、そうもいかないだろう。アメリカの写真好きの投資家が買ってこじんまりと長く経営してくれるのがベストのシナリオか。

暑くて写真を撮りに外に出る感じでもないので、懸案の新しいサイトの準備でも始めるか。