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あまり景色も見えないまま、雨と霧の棚田を彷徨い歩いていたが、遭難していないかと心配するガイドからの電話で下界に連れ戻される。
中国のすごいのは、どんな田舎でも圏外にならない。というよりも固定電話が無い場所にも携帯電話網で電話を引いたから、どこでも携帯なのだろう。
下界に向かって降り始めるが、途中で喉の渇きを覚えてすぐに飲めることを確認してコーヒーを注文。少しだけ休んで下山。結局、降りきるまで霧は晴れなかった。
バスに乗り込んで2時間ほどで桂林に到着。桂林の有名な山と雰囲気が似た山が見える。20元札の裏に印刷されている場所を見に行こうと思っていたのについに果たせないまま。
この時も、一泊延長して桂林を見物と思ったが、つい面倒になって北京に帰ってしまった。昔、サンパウロで周りの人に足を伸ばしてイグアスの滝を見に行ったらと勧められたが、面倒でサンパウロでのんびりしてしまったが、今考えると行っておけば良かった。今から行くとなると無理に近い。
桂林の空港近くのレストランで食事してツアーのメンバーと一緒に北京に戻る。北京の空港に着いたのはすでに真夜中過ぎだった。ということで、長い貴州の旅行の終わり。
エルの週末の朝の法則により今朝も5時に起こされる。昨日も遅くなってしまったのでやや睡眠不足だが、結局二度寝はできず、朝からぐずぐずとしているとこんな時間に。今日は買い物に出かけて夜はまた出かける。散歩に行ったら昨日の暖かさはどこへやらの寒さだった。