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山頂方向とは別の道をたどっていくと、同じように棚田の中に道が続く。そこにさきの山頂にあったのと同じような墓がある。なぜ棚田の中にぽつりぽつりとお墓があるのかは分からない。
しかも黄色とか赤の飾りまでついている。後で気がついたのだが、この時は4月初めで清明節の直前でお墓をきれいにしていたのだ。清明節は日本のお彼岸のようなもので、先祖の墓参りをするのが普通だ。中国の人は先祖を敬うのでこの習慣は根強いようだ。
あても無く歩いていると霧が晴れ始め、9頭の虎の1頭らしき山が見え始めたが、またすぐに霧に包まれた。
今週も疲れているのだが、寝たのが遅かったにも関わらず、またエルに起こされる。年のせいと言ってしまえばそれまでだが、少し飲んだり夜更かししたりするとしばらく疲れが抜けない。やっと金曜日なのであと一日頑張れば週末だ。