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潭柘寺の続き。中国のお寺に行くと魚がぶら下がっているが、あれは叩くものらしい。日本に入って木魚になったのだろう。ここの魚は石らしいが、説明によると銅がたくさん含まれている石で変わった音がするということだ。それから線香は渦巻きの蚊取り線香型で、日本とは全く違う。長時間持たせる工夫なのだろう。1700年の歴史があるお寺だが、その間には戦乱もあったし、なんといっても20世紀には文化大革命があったから、伝統がすべて生き残っているということでもないだろう。破壊をまぬがれたのは、奇跡か山の中だったからだろうか。
潭柘寺にはいろいろな花が咲いていた。ライラックや海棠など。この寺は樹木が有名で大銀杏とかすごい木があったが、たくさんの人がお参りしていたのは、松と檜が絡み合って生えている「百事如意」樹。この木に願うと何事もうまくいくということだ。
今朝も暗くて寒い。先日の健康診断ではまた肥ってしまったようだが、寒いのはどうしてだろう。今年の方が昨年より寒い気がするが、ひとつ年を取ったせいだろうか。
今朝見るとコダックの株価は一時80セント程度まで上がったが、また50セント程度まで落ちている。コダックのフィルムが店の棚から消え始めているということだが、そう心配することはないと思っている。問題なのは、フィルムビジネスの利益率ではなくて、コダックという巨大一流企業のオーバーヘッドだ。フィルムビジネスが巨大だったころには、会社全体にお金が回ったが、フィルムが10分の1とかになったら資金は回らない。規模を変えるか別のビジネスを始めるかだが、それをどうするかだけだ。フィルムビジネスだけを切り出した小企業になればまだ存続可能だろう。