今週は青空が戻って温度が下がったが、金曜日の夜からさらに下がってマイナス10度近く行っているようだ。今日も明日も最高が0度くらいのようなので出かけるのは止めにしたい。
昨日の続き。世貿天階 (The Place)は、CBD (Cental Business District)にある複合施設。ショッピング・モールを中心にオフィスがあり、施設内にはマンションもある。
CBDのエリアは高層ビルが立ち並んでいるが、ショッピング・モールなどはビルの中に入っていて、外を向いた路面店は少ないので、夜は暗い。この一角が明るく遠くからも見えている。
ここの売りは、ビルの間の広場を覆う天井のスクリーン。何でも長さが250mで幅が30mあるそうだ。
夜見るとさすがに天井の大スクリーンは迫力があるのだが、これもソフト次第。種類があまりないので、みんなに飽きられている。
昨年の春に初めて連れて来てくれたのがアメリカ人ということもあり、初めて見たときは、安物のディズニーランドに見えると言った。建物は、どこのでもない西洋風の建築で、しかも安普請が見え見え。映画のセットのようだった。伝統も文化も感じられない。
ただ、初めて夜になって見た時は、すこし印象が変わった。安っぽい建物は、よく見えなくなり、天井のスクリーンに眼が行くのでこれはこれで大迫力。初めて来たのは昼間で、スクリーンはただのトタン屋根に見えていた。夜の闇は多少の醜さや欠点を隠してくれるいいお化粧だ。
とは言っても、ソフトの種類が少ないとすぐに飽きるし、下の広場のイベントと連動するとかがないと何回も見るのは苦しい。近くにいたので写真を撮りに寄ってみたが、いつもと同じく人は少ない。
スクリーンの建設費だけで2億5千万元(約37億円 )かかっているというが、ソフトにももっとお金をかけないといけなかったような。日本の箱物建築みたいな話になっている。
ここにあるブランドは、ZARAがあるほかは、そう著名な高級ブランドがあるわけではない。それに、CBDに限らず北京の高級モールは人出がそう多くはない。
今は季節柄、クリスマスツリーが建っているが、普段は単なる広場に過ぎなかったりするので、人が少なくても無理はないかもしれない。それに超高級はないにせよ、私にも縁のない高級ブランドのお店なので、たくさんの人が買い物に来るわけでもないだろう。