厲家菜

by Shogo

清朝の時代に大臣だった厲(リ)さんの家の家庭料理のレストラン。家庭料理と言っても大臣を務める家柄なので宮廷料理の流れをくむ料理ということだろう。后海の南の胡同にある。大学時代の友人が訪ねてきたので二人で出かけた。中華料理は二人だと品数が少なすぎて楽しくないので、コースになっているこちらのレストランを選択。東京にも店があるらしいが、高級店なので東京の店には縁はない。

タクシーで徳勝門内大街を南下して羊房胡同を入ってもらおうとしたら一方通行で入れないという。徳勝門内大街でタクシーを降りて、暗い胡同を5分ほどあるいてやっとたどり着く。入り口にはサインも何もないので知らないとたどり着くのは難しい。民家の入り口のような門をくぐり、通路を少し進むとようやくレストランの入り口。

注文も予約ではないと難しいので当然予約済み。コースも決めておかなければならない。急に予約したためか、こちらのメインダイニングではない、さらに奥の別室に案内される。料理はすべてコースなので、少量づつ小皿で運ばれてくる。料理は、進み具合に応じて出来たてのものがどんどん運ばれてくる。

料理はコースの値段が高いと、アワビやツバメの巣、フカヒレ、なまこなどが入ってくるが、高級食材でなくてもおいしい。味付けは中華と言うより、日本の家庭料理のように素材の味わいを生かした料理が中心だ。

一般の民家をレストランとして使っているようで、私たちの部屋にはピアノが置かれている。 高級食材の入った高いコースを頼まなくても、安いコースで十分おいしいと思う。味付けが日本の家庭料理という感じなので結構気に入った。また行こう。

外国人の観光客が多いようで、この部屋には私たちを含め三組の客がいた。先の英語をしゃべる3人が帰ったあとは、隣のテーブルの香港人のカップルと私たちだけの宴会という雰囲気になった。しばらく北京のレストランの話になって紹興酒で乾杯という流れに突入。

 

You may also like

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください