世貿天階 「The Place」は、昨年、CBD(ビジネス・エリア)にオープンしたショッピング・モール。北京で初めてZARAが進出と話題になった場所だ。初めて行った時、思ったのは安普請のディズニーランド。なんか徹底的に安っぽいのだ。壁がベニヤ1枚で出来ているようなデザインだ。さらに、そのチープ感を際だたせるのがセンターの広場を覆う幅30m長さ250mの液晶天井だ。昼間は全く役に立たないから、昼行灯どころか、巨大なトタン屋根が突っ立っているだけだ。有名なアメリカ人がプロデュースしたらしいが、まるでだめ。入っているお店のせいもあるのだろうが、いつも閑散としている。
近所には新城国際という巨大なマンション群やケリー・センターもあるし、ビジネス街のど真ん中だから場所は良い。観光客もたくさん来る秀水街からも遠くないので、もっと客が集まっても良さそうなのに集まらないのはすべてに魅力がないのだろう。派手好きな北京の人でも、世界最大、幅30m長さ250mの液晶天井というだけではだめだということだ。
用があって近所に出かけたので、新年の飾りを撮影してきた。天井の巨大な映像は、巨大すぎて変形のディスプレイだから専用映像でないとかからないから、新年用ではない。
最近、北京の他の場所には輝度の高い、高精細な巨大LCDがつき始めたので、世貿天階の超巨大変形LCDは映像のクオリティが低いのがまる分かりだ。イルミネーションがついているが、それ以外はいつもと変わらない。お客が少ないのも同じだ。
北館と南館に分かれて建物があり、地下でつながっている。東西も反対側の通りまで突き抜けている。建物の間が広場になっており、その上に液晶天井がついている。
映像は、長さを生かして宇宙船が飛んでいったり、鳥が飛んでいったり、魚が泳いだりするが、それが何かという感じ。