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前に書いたユーミンの「時のないホテル」のジャケット撮影をしたブラウンホテルの表側。派手なライトアップで何のビルかと思ったら、ブラウンホテルだった。 赤い色というのは落ち着かないので早く帰ってほしい店などで内装に使われると聞いた気がするが、外のライトアップなら関係ないか。
それにしても昼間のシックなイメージのデザインからは信じられないくらいの色だ。時々通る道なので、いつもこうでなかったからこの日は何かのイベントかあるいは毎日のライトアップではないのかもしれない。
落ち着いた色合いとデザインのロンドンの街並みではちょっと目だったので写真を撮ってみた。 この日ではないが、酔っぱらって写真を撮っていたら、自動小銃を持った警官に何を撮っているか質問された。フレンドリーな感じで威圧感はなかったが、その自動小銃に恐怖を覚えた。撮っていたのが、たまたま大使館の門で、大使館を警備している警官だった。フィルムカメラだったのでフィルムの話をちょっとした。特に問い詰めるとか、やめろとかそんなことでもなくちょっと聞いてみたという感じで職質ということでもなかった。
40年近いむかしベニスで警官に銃を突きつけられたことがあったが、その頃は日本赤軍が世界中で問題をおこしていたから日本人というだけでテロリストと疑われたのだと思うが、あの時は本当に怖かった。銃器というのは身近にあるだけで、恐怖感を感じるものだ。日本ではあんまり見かけないから、そこが日本の良い点のひとつだ。