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トラステヴィル地区から南に向かい、スプリチョ橋を渡ってさらに歩いた。目的地は写真展の開かれているMattatoio美術館。
途中に観光地があるので寄ってみた。スプリチョ橋を渡るとすぐ左手が丘になっており、その頂上がサンタ・サビーナ聖堂だ。そこのマルタ騎士団広場にある建物の鍵穴から覗くとサンピエトロ大聖堂が見えると有名な場所だ。そこに興味がないので、パスつもりだったが、いつも長い列になっている、その鍵穴には誰もいなかった。だから、中を覗いてみると、確かにサンピエトロ大聖堂が見える。しかし今回の旅行はローライフレックスでフィルムの写真を撮ることが目的なので、長いレンズのデジカメを持っていないため、その写真を撮らなかった。
鍵穴を覗いた後とは、サンタ・サビーナ聖堂の裏の公園から、バチカまた、サンピエトロ大聖堂を見た。その写真が上の写真。ローマの松の木を良く似合う。しばらく景色を楽しんだ後で、丘を降りる。
降りてすぐの真実の口は、大学生の行ったし観光地はパスなので、チルコ・マッシモの側を歩いて、目的地に向かう。
チルコ・マッシモは、古代ローマの競技場の遺跡で、当時は25万人が戦車競走を見たそうだ。映画「ベン・ハー」に出てくるような語学だったのだろう。今は少し低くなった原っぱがあるだけ。低地に降りる斜面の部分が観客席だったのだろう。25万人も入るようには見えない。そこから、200、300メートルでコロッセウムだが、これも大学生の時に行ったのでパス。本来の目的地である写真展が行われているMattatoio美術館に歩を進める