苗族の村 DaTang #2

by Shogo

この村でも住居は山の斜面に建っている。街道から山になっているが、村の広場や倉庫があるあたりはやや平らだが、そこからはかなり急な斜面に住居が建っている。なので、他の村と同じように階段がいたるところにあり、階段を使って村の中を歩き回る。

この村で珍しかったのは高床式の倉庫。ご丁寧に下は池になっていて完璧な守りになっている。これではどんな動物も倉庫に侵入することはできない。 歴史で習った気がするが、かなり古いものという感じがする。それが現代でも使われていることがすごい。それと、このように一か所にまとまっているということは、共同体としての村の機能が有効ということなのだろう。

今週は以前の上司が現役のまま病で亡くなり葬儀などがあったため、週末の疲れもあり気分的にも落ち込んでいる。親族以外で親しい人が亡くなるという経験は最近までは稀なことだったが、これからは増えてくるのだろう。どんなに気をつけても病は向こうからやってくるのだから防ぐ方法はない。一日一日大事にしっかりと生きていくことに集中するしかない。数年前に話題になったスティーブ・ジョブスの卒業式でのスピーチにも、毎日を人生の最後の日と思って生きよ。そして毎日やっている事がいやだと思う日が何日も続くようなら、変化を求めよという部分がある。確かにその通りでもあるが、大抵は同じようにはできない。変化の定義にも依るが仕事などすべてを変えることは難しいが、ちょっとしたことなら変えることも可能だ。ただ、それで人生の最後の日でも良いと思える日が過ごせるかだ。

昨夜、飲んで道を歩いていたら道路工事の真っ最中。いつもは暗い道があかあかとしているので、道路の影を撮っていたら、工事現場の責任者という人に声をかけられた。何か問題があるかというのである。私が何か問題を感じて通報するために写真撮っていると思われたようだ。工事そのものではなく、道路に広がる影を撮っているだけだと説明したが、怪訝な顔をしていた。真夜中に酔っぱらいが写真を撮っていたら不審者と思われて当然なのだろう。写真を撮るということはこれだけ一般化しても時と場合では不審者になる。

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