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大柵欄の最後。と言っても他にもまだあるが、この時に撮った最後。大柵欄西街を西に行くと琉璃廠に着くが、大柵欄西街は碁盤の目のような北京では珍しい斜めの道なので道なりにまっすぐ歩くと南西方向に進んで、鉄樹斜街と名前が変わり、最終的には虎坊路に出る。最後の写真は虎坊路。
前門より南側は北京では珍しい自然にできた街なので、整然とした碁盤の目のような街ではなく曲がりくねったり斜めの道が多く、整然とした北京のつもりでいると不思議な感覚がするが、日本人にはこちらのほうが自然だ。
歴史的には北京の外城の南側に勝手に人が住みつき、北京の支配者や住民向けに商売を始めたから、普通の街路が形成されたようだ。それが明の時代に北京の外城を南にずらしたので、北京の中に取り込まれたので、こうなったということのようだ。
朝から雨は止んでいるが道路がまだ乾いていないので、散歩から早々に帰る。昨日から肌寒い。
大柵欄界隈の項とりあえず終わり