オリエンタルのRC印画紙

by Shogo

オリエンタルのRC印画紙をワークプリントのために使ってきたが、最近、商品が新しく変わった。今までの後継が値段が1.6倍で、値段が高すぎるので廉価版もでたようだ。

前に買ってあった旧製品を使ってプリントをした。どうせワークプリントなので、最終的にどれをバライタで焼くか決めるだけのものだから印画紙はなんでも良いと言えば何でも良い。なので今まで一番安いオリエンタルを使っていただけ。なので値段が上がってしまうのは困ると言えば困る。フィルム写真の現状を考えると仕方がないが、どんどん値段が上がっているような気がする。きっとこれからはもっとそうなるだろう。

先日、現像したフィルムのべたを午前中にとって、昼食後にプリントを始めた。久しぶりなのでなかなか気分も良く、プリントを進めていたが、使いかけのオリエンタルの箱に中身が無くなり、ついに最後の一箱を使い始めたのだが、なぜか感度がまるで違っていて途端にプリントがおかしくなる。感度が低く、コントラストも低い。同じ商品でこれだけ違うというのも初めてだ。

昔はプロの写真家は、フィルムを使うとき、感度などのばらつきを避けるために、同じと思われる乳剤番号で揃えて使ったと聞いたことがあるが、印画紙でも作った時期が変わると乳剤が同一ではないのだろうか。日本のものつくりは、そんないい加減なことはないと信じていたが、どうも信用できなくなった。あるいは今年はプリントの使用量が減っていて、今回使ったのは使いかけは昨年の末に買ったもので、新しいものは年明けだと思われるが、保管中に品質が別々に劣化したのだろうか。確かに置いていた場所は別々だ。

ともかくプリントが楽しくなくなって止めてしまったのだが、続きをどうするか。コントラストが低いので少し号数をあげて、感度が低いので露光時間を延ばして対応する以外に方法はないが、気分が良くない。今まで絞りがf5.6で8秒から10秒程度の露光でプリントしていたものが、昨日の感じでは30秒くらい露光しなければいけない。絞りをf4.0にするのも手だが、悩むところだ。

今朝は薄日が差して、思ったより天気が良かった。今週は台風が近づいて天気が悪いそうだが、とりあえず今日は散歩ができた。

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