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西安の続き。中心部の通りを歩いている。鐘楼からそう遠くない場所だ。焦点が並び、ショッピングセンターがあり映画館がある。ここの歩道は広く並木があってなかなか良い街だ。そしてその歩道に物売りや食べ物売りの露店がずっと並んでいる。月曜日の昼間だが人通りが多く、お店も繁盛のようだ。
この雰囲気は、中国のどの街でも同じで、芸のない言葉で言えば、活気がある。
毎日毎日色々なことが起こる。善きにつけ悪しきにつけ一喜一憂せずに淡々と対応しようと思うが、それもなかなか難しく。少し飲んだら、その時だけは、気持ちは多少楽になる時もある。相手が出来事の当人だと疲れるが、それも避けられない。なかなか仙人の様には生きられないが、それは俗世間に生きる身ゆえに仕方ない。
昔習った言葉を思い出した。
自ヲ処スルコト超然
人ニ処スルコト藹然
有事斬然
無事澄然
得意澹然
失意泰然