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気候の良い季節には公園などに集まって、鳥籠を木に下げて鳥を鳴かせて楽しんでいる人を良く見かける。また、その鳥籠の周りでトランプや将棋をしている人も見かける。北京の男の趣味としては、鳥を飼うというのはかなり上位に来る感じだ。鳥籠に青い布のカバーをかけて手に持って歩いていたり、棒に足を紐で縛った鳥を留まらせて手に持っていたり、自転車につけた人も見かける。
鳥の値段は高いもので1000元もするようで、これを雛で飼ってきて育て、技をしこんだり、歌や鳴き方を教えるようだ。餌も生きた虫などを買って与えるためにかなり高価と聞いた。1000元と言えば大卒の初任給の半分なので、日本で言えば10万円ということで、カメラやゴルフのドライバーと言った感じなのだろうか。
中国では男性は55歳で 女性は50歳でリタイアするそうなので、その後は鳥を飼ったりして過ごす人が多いということなのだろうか。
この公園にも鳥を連れてきてみんなで楽しんでいる北京人のおじさんの姿がたくさんだ。
それにしても籠に入っている鳥さえ撮るのは難しいのに、いつも皆様のブログで拝見している鳥の写真は美しいし楽しいのだが、あんな写真が撮れるというのは、なんという技術なのだろう。