元宵節の昨日は旧正月の15日で春節が完全に終る日だった。このため特別なデザートを食べたりするし、花火の許可も昨日までだった。今日からは五環路の内側では花火はできない。夕方から始まった花火は特に激しく、あちらでもこちらでも大きな打ち上げ花火が上がる。まるで戦火のような音が続き、許可された24時を過ぎてもまだ続いた。
CCTVの付属のビルが火災で大変だったようだが、これも花火が原因と言われているが、さもありなんという感じだ。半端でない数の花火が昨日夜だけで使われたはずだ。
ニュースで衝撃的だったのは、パナソニックが新型インフルエンザ対策のためアジアはもとより、欧米、オセアニア、シンガポールを除く世界各地の駐在員の帯同家族を帰国させるということだ。かなり危機的な状況を想定していることが分かる。パンデミックがいつ起こってもおかしくないということなのだろう。
珠市口大街の続き。前門に行ったついでにすこし周辺を歩いた。フレンチブルを二匹連れた婦人とすれ違う。この通りは前門大街で15分ほど歩くと天壇公園の西門になる。この通りも1年半ほど前歩いた時と景色は一変している。古い胡同は取り壊され、通りの両側は広いグリーンベルトになっている。
グリーンベルトの奥に壁が設置され、古い胡同はその奥にある。幹線道路から古い街並みが見えないように工事しているようだ。壁の中には古い町がそのまま残されている。古いがかなり大きい邸宅、四合院がたくさん建っており、現在でも人が住んでいる。
今年は建国60周年なので、このポスターがあちこちに貼られている。珠市口大街の辺りにはなぜか演劇の衣装や道具の店がたくさんあった。
珠市口大街と前門大街の交差点に建つ教会は1907年から建設が始まったそうだ。当時はこの辺り一帯でこのような3階建ての建物は皆無だったそうだ。
通りの裏側には古い街並みが残っているが、表通りからは高いビルのためにまったく分からない。
この辺りで昼になったので、教会のそばでタクシーを拾って帰った。この項終わり