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最低気温こそ零下だが、最高気温も上がって6度くらいまで行っているので一時に比べれば寒くないはずだが外に出ると寒く感じる。河の氷もとっくに溶けて春が近いと思うから寒くないと思っているだけで少し歩くと寒さが身に凍みる。
昨日は日本映画が日本もアカデミー賞を受賞したというニュースに少しうれしくなった。日本に帰ったら見てみたい。
西四北大街の続き。たくさん並ぶ電気部品屋さんの角を曲がり、胡同に入る。特に違った景色がある訳ではなく、北京の北の胡同に見られる煉瓦造りの建物がグレーのペンキで塗られているだけの通りが続く。リヤカーで物を売る人や配達する人が、我が物顔で通りぬける車に混じってやってくる。
見慣れた普通の胡同なのですこし飽きて写真を撮るのを止めて歩いている。工事か引越しのそばを通ってあわてて撮影。手ぶれ。ところどころで立派な四合院の建物が現れる。
「ジャーイ、ジャーイ」という掛け声の自転車の二人が通り過ぎる。これは後で聞いたら「すっぽん」。北京では住宅街にすっぽん売りがくるようだ。
元のお寺か何かが小学校に改築されていた。あまりきれいなよりも、少し汚い方が風情があってよろしいが、それは旅行者の勝手な見方で、住人はコミュニティが残されるなら新しくてトイレもあるきれいな家に住みたいはずだ。
立派な家もあるが、こういう家も電気のメーターがいくつもあるので、いくつかの家族に分割して住まわれていることの方が多いようだ。中にはお金持ちは大きな家にガレージを作って住んでいる。
目新しいものもなく寒くなったので西四の大通りまで戻ってタクシーで帰る。
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